SOUNDPEATS 『Opera 03』 レビューチェック ~上位モデルとは音が違う旗艦シリーズのANC完全ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS_Opera_03_01.jpg


2023年6月に発売されたSOUNDPEATSのイヤホン「Opera 03」。
Opera 05」と共に登場したフラッグシップシリーズの完全ワイヤレスイヤホンで、こちらは1BA+1DDドライバー&LDAC対応やアクティブノイズキャンセリング搭載などが特徴の下位モデル。Opera 05との違いはドライバー構成とカラーリングでその他は共通とのことですが、ちょっとチェックしてみます。

【公式サイト】「サウンドピーツ」 – SOUNDPEATS JAPAN

画像


SOUNDPEATS_Opera_03_02.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_03.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_04.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_05.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_06.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_07.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_08.jpg


SOUNDPEATS_Opera_03_09.jpg
(via facebook)

製品仕様


通信方式:Bluetooth 5.3
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
コーデック:LDAC/AAC/SBC
連続再生時間:約9時間
充電時間:約1時間
ドライバー:バランスドアーマチュア+12mm径ダイナミック型
防水性能:IPX4
重量:約7.2g(イヤホン)/約58.6g(イヤホン+ケース)


各所の反応


[1]
Opera 03来た。

中高音は普通。低音は強い。
低音から中音域に掛けて乗っかってくるモッサリ感が重い。
女性ボーカルは綺麗でキラキラした音もちゃんと綺麗なんだけど
低音の強さがウザくも感じる。
アダプティブイコライザー使って調整したらサ行刺さりまくるので
いじり倒して正解を出さないといけない。

ANCは仕様通り弱い。
ANC/OFF/外音で音が変わらないのも予想通り。

悪くはないけどH1持ってる人は買わなくて良いかも。
LDAC対応機種なら中高音の細やかさ狙いで買うのはアリ。




[2]
Opera 03の低音は確かに強いね。
デフォルトのSOUNDPEATSクラシックだとちょっとウザいくらい中域まで被ってくる。
アダプティブイコライザーで調律するのをおすすめ。
あと高音は普通、すっごく普通。
03と05は別の音が出る物として考えた方がよい。




[3]
Opera 03来た
とりあえずCapsule3 Proよりパワーあるな




[4]
Opera 03一日使って
その後Capsule3 Pro使ってみたら音がびっくりするくらい軽かった




[5]
Opera 03つけて軽くジョギングしてきたけど
走っても落ちなくていいね




[6]
Opera 03
ベースとバスドラがよく耳に入ってきてロック聞く自分には好みかな
05は買ってないからそっちは知らんけど




[7]
Operaシリーズの03と05(エージング前)の比較。
アプリでクラシック設定での比較。

03はフラット志向でかなり中域まで低音被ってくる。サ行の刺さり強め。
05は明確なドンシャリの性格を持ってきて男性ボーカルはやや引っ込むが
女性ボーカルは普通に聞こえる。刺さりは思ったほどでもない。

03は調整して音を変えて楽しめるスルメ風味でかなり面白いが
05は弄っても一貫してドンシャリであまり性格の変化がないように感じる。
05は音の多さを感じる解像感の高い性質を一貫して示しドンシャリから立ち位置を変えない。
03は変化が大きく性格を変えられてジャンルを選ばない。

ファームウェアは明確に分けられている様子。
現時点で03がv0.3.7、05がv0.1.0。

受信感度の違いは、まだ時間が少なすぎて検証出来ていないが
990k固定で05は切れにくい気がする。




[8]
あと、低音は03の方が面白いので低音好きは絶対03を買った方がいい。
こっちはマジで面白い。05は低音のキレが良いが控えめ。
音量バランスがそうさせているのかもだけど。

音場の広さは両者大差ないと感じた。
どちらも広いが05は少し上下狭いか?微妙な差かもしれない。
それとエージング前だからなのか05は言うほど高音綺麗じゃないな。

05→03の順番で入手してたら03の面白さに気付かなかったかも。




[9]
Opera 03のイヤーピースをコレイルにして聴いてるけど良いね。
音のキレ、低音が下支えする中音域までの厚さ
解像感、バランス、高音の抜けるような綺麗さ、全部がマッチするわ。
この組み合わせなら05いらんかったかもしれないと思うほど。
欠点は充電する時に毎回つけ外し必要な事、隙間があと1mm足りなかった。




[10]
Opera03は低中域をうまく調節して高域はあえて0dbくらいにすると
高解像版H1っぽくなって良い、ウォームさとシャッキリが同居して良い




[11]
Opera03はLDACが使えるならH1からの乗り換えのベストソリューション。
綺麗な高音を奏で低中域は分厚さを感じる上に解像感に優れる。

03は05の単なる廉価版じゃなくて別のイヤホンだったよ。
二つ持っても良いくらい性格が違う。
同じという人は同じにセットアップしていってるんだと思う。
振り幅が05と03は劇的に違うし、05のギラついたロックな勢いには03は少し届かない。
03の重厚さに05は少し届かない。




[12]
Opera 05は高域から低域まで多ドラ特有のぐっキリと鳴らすみたいな特徴で
他社の多ドライヤホンを使っていた人からしたらこっちの方が馴染みがある鳴り方と思うよ。

03は05よりも高域の音色作りをしていなくて、音域の階調はややもっさりというか大人しい。
なので03と05で好みが別れるのは仕方ない。

03はその分中低域の階調を自然でありながら厚みの鳴り分けもする。
これが凄く特徴出てる。SONICと似ている傾向。
この中低域が気に入るなら05よりも03が気に入る人もいる。

うえでも言われてるけど03と05は再生特性が違うから比較は意味無いと思うよ。
好きな方で選べばいい。






バランスドアーマチュア+12mm径ダイナミック型のハイブリッドドライバー、LDACコーデック対応&ハイレゾオーディオワイヤレス認証、最大-30dBのノイズをカットするアクティブノイズキャンセリング、周囲の音を取り込む外音取り込み機能、計4基のマイクによるクリアな通話品質、鏡面仕上げと艶消しのパーツを組み合わせたジュエリーのようなデザイン、最大33時間再生を可能とするバッテリーケース、SOUNDPEATSアプリ対応、などが特徴。付属品はイヤーピース3セット・USBケーブル。

各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。Opera 05と比べて低音は中音域にかぶってくるほど強めでサ行の刺さりもあって別物と言えるほど音の個性が違う、アプリのカスタマイズでOpera 05より音の変化が楽しめる=振り幅がある、LDAC接続とアプリでいい感じに調整するのであれば「SOUNDPEATS H1」(AA)から買い替える価値は十分あり、ANCはOpera 05と同様に効きが弱い、接続の安定性(LDAC接続)はOpera 05に劣るかもしれない、低音重視の人はこちらを選ぶべき、といった内容。

「Opera 03」は現在11,000円前後の価格で販売中。冒頭で触れたとおりOpera 05との主な違いはドライバー構成でこちらはBAドライバーを一つ抜いた形ですが、音に関しては別物になっているとのことで好み次第ではこちらの方が良さそうな印象。ANCなど機能面はOpera 05と変わらないようなのであまり期待しない方がいいかと。価格に関しては先日のセールだと9,000円台になっていましたし、今後も安くなる機会はあるはず。とりあえず言える事はOpera 05の当て馬的な存在ではなく、こちらはこちらで見どころありですね。