Shokz 『OpenFit』 レビューチェック ~一般販売も開始したオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン

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2023年7月に発売されたShokzのイヤホン「OpenFit」。
OpenRun Pro Mini」などの骨伝導Bluetoothイヤホンで知られるShokzの完全ワイヤレスイヤホン。密かに出回っていた「OpenDots」に続く第2作目となるオープンイヤー型のモデルで、日本ではクラウドファンディングから展開をスタートしたものですが一般販売も開始された模様。ちょっとチェックしてみます。

【公式サイト】OPENFIT – ShokzJP

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(via weibo)

製品仕様


通信方式:Bluetooth 5.2
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
コーデック:AAC/SBC
連続再生時間:約7時間
充電時間:約1時間
ドライバー:18x11mm径ダイナミック型
感度:95.5 dB/mW
再生周波数帯域:50 - 16,000Hz
防水性能:IP54
重量:約8.3g(イヤホン)/約57g(ケース)


メディア・レビューサイト


Shokzのオープン型完全ワイヤレス「OpenFit」、6日からクラウドファンディング - AV Watch

Shokzのオープン型TWS、7月6日に一般発売 - AV Watch

オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン SHOKZ OPENFITのレビュー | いろいろんなブログ

「Shockz OpenFit」がめっちゃ良かったのでメインのイヤホンになりつつある話 | Hacks for Creative Life!

Shokz OpenFitがついに届いた!待望のオープンイヤーイヤフォンを早速レビュー - loveMac.jp

NewイヤフォンにShokz OpenFitを買いました(開封編) | ロードバイク好きの独り言




耳を塞がないオープンイヤーデザイン、2層構造のリキッドシリコンを採用したイヤークッションコア、0.7mmの超極細な形状記憶素材が内蔵されたドルフィンアークイヤーフック、18x11mmのカスタマイズダイナミックドライバー、プレミアムなオーディオ品質を可能にするDirectPitchテクノロジー、デュアルマイクとAIコールノイズキャンセリング技術によるクリアな通話品質、最大28時間再生を可能とするバッテリーケース、5分充電で最大1時間再生が可能、スマートフォンアプリ・Shokz App対応、ブラック・ベージュの2色、などが特徴。

クラウドファンディング品の発送後に自身のサイトでレビューしている人は数名いましたが、イヤークッションコア&ドルフィンアークイヤーフックによる装着感はかなり良くて長時間やスポーツでの使用も問題ない、音質はバランスがよくクセのないサウンドでオープンイヤー型として考えれば高いレベル、マルチポイントやQi充電に対応していないのは残念、Shokz=骨伝導のイメージが強いので見誤らないよう一応注意、同社の骨伝導Bluetoothイヤホンみたいなネックバンド型が苦手な人は試す価値あり、といった内容。

各所の反応


[1]
OpenFit届いた
音質ズタボロに言われてたから少し心配だったけど杞憂だった
比較対象がOladanceだとさすがに分が悪いけど
その辺使ったことない人なら「おお」と思うレベル
低音もそこそこ出てて変な空気音?は今のところ感じない

音出すとこが耳穴から離れてるからか
Oladanceより音の明瞭さは気持ち下がるかも
でも音場はイヤホンに近い気がする




[2]
>>1
外音の聞こえ具合はどう?イヤホンしてないのとほぼ変わらないくらい?




[3]
>>2
してないのとほぼ変わらないかな
ドライバーのとこ耳に引っ掛けてるおかげで首を横に倒してもパタパタしないのは好感触
あとやっぱり軽い




[4]
>>3
片耳使用は両方別々で出来る?




[5]
>>4
ペアリングはケースに両方とも納めた状態からでないとできないから難しいかな
Bluetoothの接続リストも左右分離せず1つの機器として表示してるし




[6]
OPENFIT持っている方
遅延は気になるか聞かせて欲しいです




[7]
>>6
動画で喋ってる口元を見れば遅延がわかる程度でAACの範囲内だよ




[8]
OPENFIT届いた
やっぱ片耳使用できるのは良いね!
ペアリングは面倒だけど
あと普通のイヤホンに慣れてると違和感はあるね

音質は自分が素人だから殆ど違いが分からんけど
低音がしっかり出てることは分かる
いい買い物したわ




[9]
OPENFIT届いたけど
やっぱりマルチポイント接続出来ないのはメンドイな
あと音量調節出来ないのもちょっとな…
このへんそのうち出るらしいアプリで設定変えられるのかな?
ていうかマルチポイント接続ってアプリ云々で変えられる物なのかね?




[10]
散歩のお供に歌謡曲を聴くにはOPENFITくらいの音質レベルが丁度いい



[11]
OPENFIT
仕事でも使うし外出でも使うしYouTube聞き流ししてるし寝イヤフォンで使うしで
一日中使ってて耳痛くならないのすごい




[12]
OpenFit届いた
初めてのオープン型だが耳に入れないってこんなに快適だったんだな
音質も自分は大満足




[13]
OPENFIT届いた
装着感は確かにいい
音量はそれほど取れない感じ
音質はこの手のものとしては悪くないけど感動するほどのものではない
大きさが全然違うものを比べるのはナンセンスだけど
ながら聞き用としてはFloatRunの方が音はいい




[14]
OPENFIT+iPhoneで外でも使ってみた
走行中の電車(JR在来線やメトロ)の中や雑踏で
radikoやPodcastの声を聞き取るためにはボリューム60%くらい
静かなオフィスだとボリューム1/3くらいでも実用十分
人の声が聞き取りやすい音質で低音はスカスカ感がない

オーディオ的な意味での高音質ではないけど
この手の製品の中では満足度高い

Open Run(骨伝導)・Float Run・ATH-CC500BT(軟骨伝導)・LinkBuds
を所有してるけど総合的なお気に入り度はこの中で1番か2番




[15]
OPENFITはLinkBudsと比べても音に遜色ない感じ?



[16]
>>15
客観的に見てOPENFITの方が好きな人は多いと思う
個人的にはLinkBudsはすごく好きだが

LinkBudsの音はイコライザーで調整してCLEAR BASSも+9くらいでも
最近のながら聴きと比べるとちと惜しい

OPENFITは解像度そこまでだし高音弱そうな気配はしてるが
外音の聞こえや装着感などトータルバランスがいい
イコライザーも後日対応だし




[17]
OPENFITアプリ対応きたな
タップ操作の設定はもうちょっと細かく出来ないもんかな
音量調節追加されたけど再生/一時停止、音量上下、次へ/前へ
の6つ全部は操作出来ないな
シングルタップも欲しいけど誤操作対策なのかね
あとホールド時間設定は無し、3秒は長すぎだよ
アプリの設定でマルチポイント機能の後付けはさすがに無かったね




[18]
OpenFitのアプリきてたのか
プリセットは高音強めがいい感じだな
長押しで音量調節追加されてたから早速変えた
押し続ければどんどん上げたり下げたり出来るから
何回も押さないといけないタップより楽でいいな




[19]
OPENFITアップデート
イコライザ弄ったらかなり変わった
あと遅延減った感じがする




[20]
OPENFITのイコライザ低音上げるとモコモコ感が増すだけで微妙だな
プリセットの高音強めが本当に良い感じ

あと計測した訳でなく体感で申し訳ないが
ファームウェアアップデートで遅延減ったのは間違いなさそう




[21]
OpenFit届いた
PurefreeBudsしか持ってないからそれとの比較

大きさ比較
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[22]
①音
PurefreeBudsより低音が出てて高音が刺さらないけど音場は多少狭めで音が近いかな
そのぶん迫力はある
どっちもスマホの音量ボタンを3回押した時だとOpenFitの方が音が少し小さいので
もう1回押したら流石にOpenFitの方が大きかった
ホワイトノイズはPurefreeBudsと比べてかなり少ない微かに聞こえる程度

②音漏れ
PurefreeBudsの音量ボタン3回とOpenFitの音量ボタン6回が同じくらいの音漏れだった

③操作感
タップの反応は中々いい
反応する部分は端からSHOKZのOまででそれ以降は反応しない
点字みたいなのがあって-が左で・・が右

④装着感
想像してたより細いし小さくて軽い
形状的にドライバー側のフック部分が浮く感じになるので
顔を左右に振ると少しパカパカする
ドライバー部分が耳珠に当たってるので外れたら分かると思う

⑤ケース
サラサラしていて触り心地がいいし軽い
PurefreeBudsのケースより磁石が強め
開ける側に切り欠きがあり開けやすい
収納時の向きが斜めになってるので入れにくいけどこれは慣れかな

⑥その他
ゴム臭というか何というか臭いが結構する




[23]
ウォーキングで2時間ほどOpenFitつけてみたけど全く痛みが出なかった
PurefreeBuds使用時はこのくらいの時間で少し痛くなりだしてた
何よりフックが細くて柔らかいからメガネかけてても圧迫感が少ない
PurefreeBudsの不満点がだいぶ解消されたわ






各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。音質は「Oladance Wearable Stereo」(AA)が比較対象になると分が悪いと思うがオープンイヤー型が初めてなら十分良いと思うであろうレベル、オープンイヤー型なので周囲の音声は聞き取りやすい、一日中着けていても耳が痛くならないし装着感はかなり良い、片耳使用は可能だがその設定が面倒かも、アプリに対応した事で音量調整の操作やEQ・プリセットの設定ができるようになった、ファームウェアのアップデートで改善されている点もある、「Purfree Buds」(AA)に比べれば実用面であらゆる面が優っている、所持している中では骨伝導Bluetoothイヤホンを含めても総合的に1番か2番のお気に入り、といった内容。

「OpenFit」は現在25,000円前後の価格で販売中。音質に関しては既存の競合機と比べて優っているわけでもなく、aptX Lossless対応をウリにした他社の製品も後に控えているので、一番良いと評される事はなさそうな印象。スペック的に尖っているとも攻めているとも言えないものですし、次世代的な要素を求めるのであればその後に控えているものを待った方がいいかと。でも気になる点はマルチポイント非対応くらいで総合的に上手くまとめている感もありますから、無難とも安牌とも言える選択肢になると思います。