Razerのゲーミングデバイス、一部の製品でUSBレシーバーが共有できるファームウェアを公開

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昨今のゲーミングデバイスはワイヤレスの技術が進化した事により、ゲーミングマウスもゲーミングキーボードも有線よりワイヤレスが主流になりつつある印象。ただしどのメーカーも実現していなかったのは2.4GHz接続の際に使用するUSBレシーバーの共有。技術的にまだ無理なのかもと思っていましたが、Razerがついにその壁を突破したようです。

Razer Hyperspeed Multi-device Dongle Updater | Official Razer Support
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今回の件はファームウェアのアップデートによって3つの製品でUSBレシーバーが共有できるという話。その製品は「Razer DeathAdder V2 Pro」「Razer Naga Pro」「Razer BlackWidow V3 Pro」。公式のアナウンスによれば公開されているファームウェアを充ててPCソフトウェアのSynapseで設定を行えばOK。レシーバー一つに登録できるデバイスはマウスとキーボードそれぞれ1台のみ、複数のレシーバーに登録する事はできないとのこと。

上記の3つはいずれも2020年後期に発売された最新モデルなので、それ以前に出たワイヤレスの製品は対象外になるかもしれないし、後から対応されるかもしれない。とりあえずゲーミングデバイスでUSBレシーバーの共有はロジクールですら実現していませんでしたから、可能という事がわかっただけでも朗報でしょう。それに今回の件でロジクールをはじめ他社が対抗してくる可能性もあります。