『Noble Audio FoKus Prestige』 レビューチェック ~11万円もする音質特化の完全ワイヤレスイヤホン

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2023年10月に発売されたNoble Audioのイヤホン「FoKus Prestige」。
FoKus Mystique」に続く新たな完全ワイヤレスイヤホンは2BA+1DDドライバーのハイブリッド構成で、“音質特化”を強くアピールしているフラッグシップモデル。価格は前作から更に跳ね上がって110,000円台と業界全体で見ても飛び抜けている高額品ですが、ちょっとチェックしてみます。

【公式サイト】FoKus Prestige – Noble Audio Japan


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(via weibo)

製品仕様


通信方式:Bluetooth 5.2
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
コーデック:aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC
連続再生時間:最大10時間
充電時間:約1.5時間
ドライバー:バランスドアーマチュアx2+8.2mm径ダイナミック型
重量:非公開


各所の反応


[1]
Noble Audioが至高の製品に命名する「Prestige」を冠した
究極の“音質特化”ワイヤレスイヤホン「FoKus Prestige」
https://nobleaudio.jp/news/fokus-prestige/




[2]
114,800円!?
Fokus Pro・Fokus Mystiqueと買ってきたけど
さすがにFokus Prestigeは手が出ないなぁ




[3]
こんだけ高くてもチップはQCC3040でLDAC非対応なのは引っかかる



[4]
FoKus Prestigeとても手が出ない価格だけど
それでもスタビライズウッドってところに惹かれる…




[5]
FoKus Prestigeはこれ音質特化じゃなくてデザイン特化じゃないの?



[6]
FoKus Prestige試聴、俺の好みではないかな。
前作に比べて低域寄りだけど、その低域の主張の影響で中高域の表現力が弱い。
前作と差別化を図る為にこのチューニングしたのかなと。
ただ、出したばかりの試聴機と思われるのでエージングで変わるかもしれないし
アプリを活用する事でポテンシャルを発揮するみたいだから
試聴した程度で結論は出さない方がいいかもしれない。




[7]
FoKus Prestige聴いてきたけど
AACで聴いたせいか良さがわからなかった
Svanar Wirelessの方が遥かに解像度高い
LDACの有無の差かもしれん




[8]
FoKus Prestige試聴してきたが
Mystiqueから低域がさらに洗練されたような気がする反面
相対的に高域がチープな感じに聴こえてしまった
エージングとかEQで化ける可能性はある




[9]
FoKus Prestige試聴。
持った感じは完全にIEMからケーブル外した筐体のそれ。
確かに高そうな感じはする。
肝心の音はTWSの領域は出ないかな。
中低音寄りのドンシャリで低音がくどい。




[10]
FoKus Prestigeはちゃんとした状態で聴けば凄かったよ。
でも有線の高級イヤホンにはまだまだ及ばないかな。
TechnicsのAZ80よりは良い音だと思う。




[11]
Fokus Prestige
試聴だと低音が強めで重心が低く好みではあるものの支配的
ただ中高音はしっかりしているし質もバランスも良いがやや埋もれがち
音場感は普通でヘッドホンに近い鳴り方だと思う
イヤホンとしては凄い低音だけどイコライザーは必須かもしれない




[12]
FoKus Prestigeをアプリ使って聴いた。
パーソナライズして聴くとイマイチだった中高域がしっかりと前に出てとても良い。
解像度も前作より間違いなく上。
しっかり追い込めばTWS最高音質は確かかも。




[13]
FoKus Prestige聴いたけど確かに濃厚なサウンドだった
でもGEMINI IIは空間が広くてどんなサウンドにも合うので
他社のフラッグシップと比較すると一長一短かなという感じ
店頭での試聴だから実際どうなのかは買って聴き込まないとわからないかもね




[14]
FoKus Prestige買ったよ
Svanar Wirelessほどの解像度の高さではないけど
TWSでは過去聴いた事がない艶のある深い低音
コーデックも万能じゃないけど音もデザインも尖ってていいよ




[15]
FoKus Prestige買った
GEMINI IIも最高だけど、こっちもちゃんと聴くとやっぱいいなぁと思う
Svanar Wirelessは聴いた事ないけど、これも解像度お化けと言えるレベル




[16]
Fokus Prestige感想
とりあえず言える事は品質・デザイン・サウンドパフォーマンスの点で
Fokus Mystiqueよりも確実に優れている

音の密度は驚異的で豊かさが半端ない、低域の品質も非常に高い
これほど低域性能が優れているものは有線イヤホンでもなかなかない
中域は男女問わずボーカルも楽器も表現力が絶妙
高域は適度な明るさと滑らかさで解像度も高い

コーデックはLDAC対応じゃない事に苦言している人もいたけど
個人的にはaptX Adaptiveの方がバランスが取れていて使いやすいと思う
それとアプリで最適化するのが前提ね

通話品質は非常に良好
スタビライズ・ウッドの筐体は質感が良いとか通り越して美しい
装着感は自分には合っているけど個人差ありそう

Fokus Mystiqueは同価格帯の有線イヤホンと真っ当に比較できるTWSだと思っていたけど
こちらも同じ事が言える
有線イヤホンの域に達したとまでは言わないけど
その差を最小限に抑えようとした力作だよ
かなり高額だから買うのに勇気が必要だったし
高い買い物だったから良いものだと自分に言い聞かせてるのも正直あるけど
所有欲は大いに満たされたよ






Knowles製BAドライバーx2基+大口径8.2mmダイナミックドライバーのハイブリッド構成、Qualcomm QCC3040のBluetoothチップ採用、“Wizard”による音質ファースト設計、イヤホン・ケースの外装部分にスタビライズド・ウッドを採用、マイク位置の見直しでクリア音声品質を実現、周囲の音を取り込めるヒアスルー機能、聴力を測定して各自の耳に最適なチューニングを自動で行うパーソナルモード、FoKus Prestigeアプリ対応、約2.5回分の充電が可能なバッテリーケース、ノーマル・ダブルフランジのイヤーピース計6セット付属、ブルー・ブラックの2色、などが特徴。

各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。最初にアプリでパーソナルモードを使うなど最適化する事が前提(素の状態で試聴は微妙に感じる)、音質は前作に比べて低音寄りになったがその低音の質が非常に高くて有線イヤホンでもなかなかないレベル、解像度の高さはHIFIMANの「Svanar Wireless」(AA)ほどではないがそれに次ぐレベル、万全な状態を整えればTWS最高音質と評せる、通話品質は高い、装着感の良し悪しは個人差がありそう、スタビライズド・ウッドを使った筐体は美しい、高い買い物だったが所有欲も満たされる、といった内容。

「FoKus Prestige」は現在110,000円台の価格で販売中。現時点で一番の高額品でありながらBluetoothチップは低価格帯でも普通に使われているQCC3040だったりと引っかかる点はありますが、高いだけあって音は前作のFokus Mystiqueよりも確実に上だと評されており、業界全体で見ても最高音質で有線イヤホンとの差を最小限に抑えている存在と言う人も。また、ショップで軽く試聴しての感想は逆に微妙だったというコメントが結構ありましたから、これは買って聴き込むなりアプリで追い込むなりしないと真価はわからないかもしれませんね。