Mark Levinson 『No5909』 レビューチェック ~性能も価格も最高峰で有線接続が高評価のANC/Bluetoothヘッドホン

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2022年6月に発売されたMark Levinsonのヘッドホン「No5909」。
老舗のハイエンドオーディオブランドとして知られるMark Levinsonが初めて手がけたヘッドホンで、ベリリウムドライバーやアクティブノイズキャンセリングなどを特徴としているBluetooth 5.1対応のワイヤレスモデル。ちょっとチェックしてみます。

№ 5909 | PREMIUM WIRELESS HEADPHONES WITH ANC
https://jp.marklevinson.com/products/headphones/NO5909-.html



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(via facebook)

製品仕様


通信方式:Bluetooth 5.1
コーデック:LDAC/aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC
連続再生時間:約30時間(ANCオン)/約34時間(ANCオフ)
充電時間:15分充電で約6時間再生可能
ドライバー:40mm径ダイナミック型
再生周波数帯域:20 - 20,000Hz
インターフェイス:USB Type-C/3.5mm
重量:340g


各所の反応


[#1]
マークレビンソン初ヘッドフォン。NC/USB対応で約12万円
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1395719.html

約12万円の無線ヘッドフォン、マクレビ「No5909」かなりいい!
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/1418529.html



[#2]
No5909とPx8どっちがおすすめ?



[#3]
>>#2
No5909
パッシブ再生できるのがデカイ



[#4]
ワイヤレスは充電が必要だし電池交換は設計時に考慮されてないだろうから
電池寿命=製品寿命なのがなぁ



[#5]
>>#4
B&W PX7やMarkLevinson No.5909みたいな電源オフ時でもパッシブ再生できる機種なら
バッテリー完全消耗しても普通のヘッドフォンとして使えるよ



[#6]
現状ワイヤレスヘッドホンの音質は
No5909とPX8とFocal Bathysがトップ3だね



[#7]
No5909は動かずに止まって聴くなら音質は確かに良い
ただ、ワイヤレスなのに外で使うかって聞かれると使わない
あくまでパッシブできる音質全振りのワイヤレスヘッドホン
それに人によっては聴き疲れすると思う
めちゃくちゃ良い物であるのは間違いない



[#8]
ATH-M50xの音そのまんまで解像度・情報量だけがグレードアップしたような
そんな有線ヘッドホンありますか?予算10万ぐらいまでで



[#9]
>>#8
有線モデルじゃなくて少し予算オーバーだけど
MarkLevinsonのNo5909を有線で使うのがいいかも



[#10]
No5909は解像度高くて高音めっちゃ鳴らしてくれるな
ワイヤレスヘッドフォンもここまで来たか



[#11]
>>#10
無線と有線の比較お願いします



[#12]
>>#11
解像度が高く明瞭な中高音が特徴
有線だとそれが更に豊かになる印象
高音は人によっては少し刺さると感じるかもしれない



[#13]
ちなみに5909は3種類接続方法があって面白い

①無線 Bluetooth接続
 LDAC aptx adaptive両対応
 内蔵DAC利用(96kHz/24bit)
 ノイキャンあり

②有線 USB-Cデジタル接続
 内蔵DAC利用(96kHz/24bit)
 ノイキャンあり

③有線 USB-C-3.5mm接続
 Passive接続(電源オフにする必要あり)
 内蔵DAC不使用の為ノイキャンなし
 自前のDAC利用可

音質の良さは③>②>①になる



[#14]
No5909は音質も良いがノイキャン性能も高いな



[#15]
一つのヘッドホンで外部アンプ駆動とBluetoothの両方を満たそうとすると
マークレビンソンのNo5909が本命かも
ピットホンもあるけどアホみたいに能率低いからアンプも気合い入れないといけない



[#16]
高級ワイヤレスヘッドホンは個人的に
Beoplay H9
No5909
Focal Bathys
の三択

PCにDAC接続ということだと
パッシブ接続対応(内蔵DAC通さずアナログ入力可能)はNo5909のみ
無線でも有線でもということならNo5909をお勧めする





リファレンス品質のサウンドを提供する40mmベリリウムコーティングドライバー、3つのモードを備えたアダプティブ・アクティブノイズキャンセリング、周囲の音を聞き取れるアンビエントアウェアモード、スマートウインド補正のビームフォーミングマイクによる高品位通話、24bit/96kHzまでのデジタルプロセッシングに対応するDAC内蔵&USB接続対応、アルミニウムやプレミアムレザーを使用した高品位マテリアル、スマートフォンアプリ・Mark Levinson Headphones対応、Hi-Res Audio認定、合計3色(日本ではパールブラックのみ)、などが特徴。

各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。解像度は高くて中高音は明瞭でBluetoothヘッドホンの中ではトップクラスの音質(人によっては音の刺さりが気になるかも)、有線接続だと音がさらに豊かになる感じ、素の有線で使えるパッシブ接続ができるのも注目すべき要素、Bowers & Wilkinsの「PX8」(AA)と比べてもそのパッシブ接続できる点がアドバンテージになる、ワイヤレス接続やANC機能も高い性能だが有線接続が一番高く評価できるヘッドホン、といった内容。

ハイエンドクラスのBluetoothヘッドホンなのに有線接続での使用が一番注目されていたのは意外でしたが、ワイヤレスでも有線でもハイレベルの性能を実現しているようでどんな使い方でも満足できそうな印象。それとハイエンドクラスで何も介さず有線で使えるタイプは意外と少ないのだとコメントを見て知り、人によってはそこも重要というか決め手にもなるんだと個人的に視野が広がった気も。ワイヤレスは技術の進化で長くても数年でお役御免になる事がありますし、こういうタイプが確かにいいかもしれませんね。「No5909」は現在110,000円台の価格で販売されています。