ロジクールのゲーミングマウス『G502 X』の分解レポート ~MCU以外はワイヤレスモデルと同じ主要パーツ

海外で発売されているロジクール(Logitech)のマウス「G502 X」。
「G502 X PLUS」「G502 X LIGHTSPEED」と共に登場したG502シリーズの新型となるゲーミングマウス。ワイヤレスモデルの2つは分解レポートを先日取り上げましたが、有線モデルのこれも投稿されていたので参考に見てみます。
G502 X Gaming Mouse | Logitech G
https://www.logitechg.com/en-us/products/gaming-mice/g502-x-wired-lightforce.910-006144.html











(via cooln)
主要パーツや各部の詳細を見ていくと、HERO 25KセンサーはHEROの刻印が入った最新バージョン。メインクリックのLIGHTFORCEスイッチはオムロン製のD2FP-FH(LOGI)。その他のマイクロスイッチは赤いKailh製の一つを除いてすべてオムロン製。ホイールは高速スクロールやチルトを備えた独自の構造。MCUはSTマイクロエレクトロニクス製のSTM32F072CBU6。ちなみに重量は公称で89gとなっていますが計量した結果は2-3gほど軽い模様。
記事のタイトルどおりセンサーやマイクロスイッチなどの主要パーツはワイヤレスモデルと同じ構成。有線モデルという事もあって基板の作りはシンプルになっていますが、内部の白いシャーシも同じものが使われている模様。とりあえずワイヤレス関連の部分を除けばスペックはラインナップの3つとも同じと見ていいかと。
ところで1点ほど意外だったのはケーブルの作りで、パラコードでもなければ編組でもないビニールタイプ。同社の有線ゲーミングマウスはリニューアル版を除くと2017年に発売された「PRO Gaming Mouse」(AA)以来になりますが、G502はMMO/MOBA向けと言えるタイプでFPSほどケーブルを重視する人はいないとはいえ、その部分だけ時が止まっているのはちょっと引っかかりますね。