HIFIMAN 『Svanar Wireless』 レビューチェック ~音質も価格も最高峰で超特化型とも言える完全ワイヤレスイヤホン

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2023年6月に発売されたHIFIMANのイヤホン「Svanar Wireless」。
TWS800」以来となる完全ワイヤレスイヤホンはトポロジー振動板のドライバーやHYMALAYA R2R DACの搭載を特徴としており、有線イヤホン「Svanar」とヘッドホンアンプ「EF400」を組み合わせた95%同等の音質を実現したとも謳っているモデル。ちょっとチェックしてみます。

【公式サイト】HIFIMAN Home | Svanar Wireless

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(via weibo)

製品仕様


通信方式:Bluetooth 5.2
コーデック:LDAC/AAC/SBC
連続再生時間:約4時間(HIFIモード)/約6時間(ANCモード)
再生周波数帯域:10 - 35,000Hz
防水性能:IPX5
ワイヤレス充電:対応(Qi)
重量:8g(イヤホン)/83.7g(ケース)


メディア・レビューサイト


HIFIMAN、“ヒマラヤDAC”搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Svanar wireless」 - PHILE WEB

HIFIMAN「Svanar Wireless」は驚きの高密度設計!最上位モデルらしい音質最優先の完全ワイヤレス - PHILE WEB

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約30万の音を8万で買えるワイヤレスイヤホン!? HIFIMAN Svanar Wireless レビュー | カジェログ

【HIFIMAN Svanar Wireless レビュー】トポロジーダイヤフラムを搭載したワイヤレスイヤホン - redoブログ

ヒマラヤDAC搭載の音質優先完全ワイヤレス「Svanar Wireless」レビュー: Music TO GO!




より自然できめ細かいサウンドを実現するトポロジー振動板を採用したドライバー、HYMALAYA R2R DAC+アンプモジュール搭載、最大-35dBのノイズを打ち消すアクティブノイズキャンセリング、HIFIモード・外音取り込みモード搭載、カーボンファイバーを使用したエルゴノミックデザイン、ワイヤレス充電対応&最大28時間再生を可能とするのバッテリーケース、計8セットの豊富なイヤーピース付属、などが特徴。

自身のサイトでレビューしている人は数名いましたが、音質は現存する完全ワイヤレスイヤホンの中では間違いなく最高峰でSvanar+EF400の95%と謳っているのも納得、ただしLDAC接続だと使用環境によって途切れやすい、ANCはそこそこ効いている程度→物理的に遮音性が高いので使う事はないかも、外音取り込みは無い方がいいと思うくらい使いものにならない、装着に関してはフィット感がかなり良い一方で耳が小さい人には合わないかも、アプリ非対応なのでアップデートは期待できない、音質に特化したと言える完全ワイヤレスイヤホン、といった内容。

各所の反応


[1]
Svanar WirelessをLDAC接続でHIFIモードで聴いてるけど
Fokus Proを含む現行TWSでは総合力で太刀打ちできないという印象

Fokus Proとかはパワフルだけど中高音が結構埋もれてしまうから
不満が多くてEQでいじりまくってたけど
Svanar Wirelessはバランスの良い音をベースに
中低音の厚み、解像度、音場の広さを無理なく加えている感じがする

既に有線SvanarやEF400を処分済みだから記憶が曖昧だけど
リケーブルやバランス接続なしの有線Svanar+EF400が相手なら
95%くらいの音質というのも違和感ないかも

ただHIFIモード固定でもたまに片方が定期的に一瞬途切れるような不安定さがある
一旦ケースに入れ直すと途切れなくなるし
通勤時とかには使わないから個人的には問題ないけど
もし症状が悪化するようなら交換か修理対応してもらうかも




[2]
Svanar wirelessが届いて聴き始めたけど
次元の違う音の良さで驚いたよ




[3]
俺のSvanar Wirelessはおそらく初期不良だわ
室内でもブツっと切れたりビットレートが変わって音質が変化して怪しかったけど
徒歩通勤で外を歩いたら電波の悪いラジオ状態で切れまくって使い物にならない
酷くて音楽止まったりする
山手線に乗ったら耐えられないかも
コンクリートづくりの建物の中で電波の混在がないところだと良い音で聴けるね




[4]
Svanar Wirelessは装着感が微妙
昔のJerry Harvey Audioみたいな感じで合わない




[5]
買ってる人は不具合もろもろ含めて楽しんでる感じだな
ワイヤレスなのにマニアックかつハイレベルすぎる




[6]
Svanar Wirelessめちゃくちゃ音いいのにあんまり話題になってない気がするけどなんで?
もしかして買ったのワイだけ?




[7]
>>6
値段が高いから買う人は限られるし
発売直後から試聴でも途切れやすいと騒がれるし
アプリがないからアップデートで改善されることもないし
見た目もゴツいからモノ好きしか買わんよ




[8]
Svanar Wireless買ったけど
巷で言われるようなLDAC接続途切れるのは今のところほとんど起きてない。
それよりも無音時にチリチリとしたノイズが聞こえて気になる。




[9]
Svanar Wirelessはレビューを見るにバッテリー50%から切れ易くなるらしいから
こまめに充電するか高音質モードは1時間以内にする必要がありそう
バランス駆動DACはTWSにはまだ早かったのか
BlueMINI R2Rとダイナミック1発でいい音なんだからアプローチとしては正しいのだろう
音質で妥協しないTWSはここまでしないとみたいな実験機




[10]
Svanar Wireless買った
音質はワイヤレス史上最高
しかしLDACが不安定で通勤だとどのスマホでもプツプツ切れる
あきらめて通勤中はSBCで使用してしまうほど
室内使用は今のところ問題ない

母艦を変えてもいいと思えるほど音質は素晴らしいので
その後にUMPC買ってしまったが
Alternative A2DP DriverでのLDAC接続で音質はやっぱり最高と言える






各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。音質の良さはワイヤレス史上最高と評せるレベルでNoble Audioの「FoKus PRO」(AA)よりも間違いなく上、ただし音質優先のHIFIモードは接続が不安定になる事が多い(屋外では顕著)、接続の途切れに関してはバッテリー残量が影響している?、音質以外の面で欠点がいくつもあるがアプリ非対応なのでアップデートで改善される事もない、装着感の良し悪しは個人差が出そう、色々な意味でマニアックかつハイレベルな完全ワイヤレスイヤホン、といった内容。

後からアプリに対応する可能性があるかはよくわかりませんが、HIFIMANのアプリ自体が存在しないので期待薄と考えておいた方がよさそう。なので機能や接続の面が改善される事も期待しない方がいいかと。音質に関しては皆が口を揃えて現状No.1だと評していましたから、他の部分は度外視した超特化型の完全ワイヤレスイヤホンとして見るべきでしょうか。一長一短が極端なうえに価格も最高峰なので間違いなく人を選ぶでしょうね。「Svanar Wireless」は現在80,000円前後の価格で販売されています。