FiiO 『K7』 レビューチェック ~上位と同じ完全バランス設計やTHX AAA 788+採用を特徴とするヘッドホンアンプ

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2022年11月に発売されたFiiOのアンプ「K7」。
K5 PRO ESS」の上位モデルで「K9 Pro ESS」の下位モデルとなるUSB DAC/ヘッドホンアンプ。K9 Pro ESSと同じ完全バランス設計やTHX-AAA 788+の採用、それとAK4493SEQのデュアルDACチップ搭載を特徴としているモデルですが、ちょっとチェックしてみます。

K7 – Fiio Japan
https://www.fiio.jp/products/k7/



画像


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(via facebook)

製品仕様


DACチップ:AK4493SEQ x2
アンプ回路:THX AAA-788+ x2
USBコントローラー:XMOS XUF208
入力端子:USB/同軸/RCA/光デジタル
出力端子:RCA/4.4mm/6.35mm
対応サンプリングレート:PCM 384kHz/32bit・DSD 256(Native)
ヘッドホン推奨インピーダンス:16-300Ω
出力:2000mW(バランス)/1220mW(シングルエンド)
S/N比:120dB
THD+N:0.00028%未満
サイズ:幅120x奥行き168x高さ55mm
重量:約610g


各所の反応


[#1]
FiiO、3.5万円で完全バランス、THX-AAA 788+の小型ヘッドフォンアンプ
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1454846.html



[#2]
K7、3万代は安いな
多分電源部の違いはあるんだろうけど
どこまでK9に近づいてるか聴いてみたい



[#3]
K9買おうと思ってたけどK7でもいい気がしてきたな
Bluetoothはいらないし
音がどんだけ違うんだろ



[#4]
K7届いたのでざっと聞いてみた
予想よりも音量少なかったけど、値段からすれば十分な音質だと思う
ツマミが最後の3時~5時の範囲で一気に音量跳ね上がるのは仕様なんだろうか
もっと均等に上げてほしかった



[#5]
K7はイヤホンでもホワイトノイズ無かった
ZEN Air CANからの変えたけどドンシャリ感より中音がハッキリ聞こえる感じに思えた
アンプにもエージング効果ってあるもんなのかな



[#6]
ボリュームどうなん?音大きすぎたりしないか?
因みエージングに関してはk9proを使ったことがあるけど特に変化は無かったな



[#7]
>>#6
ゲインローならイヤホンでも使える
ヘッドホンは手持ちがHD600とHD560sだからどちらもローで使ってるけどギャングエラーも無いかな
あと上の人も書いてるけど3~5時あたりで音量がでかくなる感じはする



[#8]
K7はノイズなくて良かった
上で言われてるボリュームも思ったよりは大丈夫そうだった



[#9]
K7届いた
ゲインが低すぎるかな、IEMの人はいいかもしれんけど
それにハイとローでのゲイン差も少ないなぁ



[#10]
K7のゲイン、ローをちょい下げハイをちょい上げで差を付けても良かったのにね
うちはほぼ中庸なインピ能率の使ってるから困らないけど
よく使うのはHD599SE 50Ω 106dB
大体7時から5時まで回るノブのバランスローで10時から11時かな



[#11]
k7は据え置きなのに出力微妙なのか



[#12]
>>#11
そこまで微妙じゃないよ
他の人がどんなヘッドホン使ってるか知らないけど
もう手放して持ってないけど前使ってたDT990とかR70Xとかでも鳴らせると思うよ



[#13]
>>#12
DT990proはハイゲイン2~3時で鳴らしきれてる感じかな
ADCボリューム機能とやらでデジタル処理してるから
アナログ感覚でボリューム回してると違和感ある
でも確かにゲインの変化乏しいよね



[#14]
K7コスパ良いしイヤホンも鳴らせるし満足してるんだけど
LEDが目に障ってちょっと邪魔



[#15]
K7いいね、Q3とは格が違うわ
こうなるとQ7やK9proも気になってくる



[#16]
K7、イヤホンによってはホワイトノイズ乗るね
King RSではまぁまぁ聞こえるけどClairvoyanceだと分からんレベル(どちらもバランス)
ZENDACより圧倒的にマシで個人的には許容範囲
ただLEDが眩しいのが困る



[#17]
クールでくっきりキラキラのK5ProESS
粒立ちが心地よく優等生、低域の量感と制御UPのK7



[#18]
K7って同価格帯のDACより音質良いの?



[#19]
>>#18
ドライブ力はあるけどDACとしては値段なりかな



[#20]
K7でホワイトノイズが気になるという人はリニア電源の導入を検討してみるといい
同じくFiiOのPL50を組み合わせてみたけどはっきりと変わる
いままで意識してなかったけど素だとホワイトノイズ結構あったんだなと
低音の押し出しが太くなったし全体音量も増えた気がする
ただしPL50は日本で売ってないし売れないだろうから海外取り寄せになるけど



[#21]
PCで据え置きで使うなら
K7とgo bar、どっちが音質いいかな?
イヤホンしか使わない感じっす



[#22]
>>#21
マッタリ&フラット好きならK7



[#23]
K7が持ち上げられてるのか理解できない
3万前後の厚みのない普通の音質なのに



[#24]
>>#23
音の厚みが必ずしも好まれるわけではないからな



[#25]
K7微妙じゃないよ
3万円台でこの音質は良い方だと思う
でもなんていうのか物足りなさを感じるところはある



[#26]
K7はカタログスペックが値段の割に良いから
上の価格帯の物と勝手に比較して勝手にガッカリされてるとかはありそう
同価格帯内での比較なら十分優秀だと思う





AKM製のDACチップ・AK4493SEQをデュアル構成で搭載、DACからヘッドホンアンプ部まで6ブロックで構成された完全バランス設計、THXとの共同開発によるTHX-AAA 788+ヘッドホンアンプ回路を2基搭載、XMOS XUF208のUSBコントローラー搭載、クリーンな独立電源供給回路設計を採用、6.35mmシングルエンド&4.4mmバランス出力対応、微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能、2段階のハードウェアゲイン調整機能、ステータスを色で判別できるRGBインジケーター、CNC加工されたアルミニウム合金ボディ、などが特徴。

各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。音質は価格を考えれば十分良いと言えるレベルだし変に期待していなければ満足できる、下位モデルのK5 PROと比べて音の粒立ちが良くて低域の量感は上がっていて優等生と言える音、音量調整が均等ではないところとゲイン調整に大差がないところは不満点、使用するイヤホン・ヘッドホンによってはホワイトノイズが気になるかもしれない、ホワイトノイズがどうしても気になるならリニア電源の導入で解消するし音質の向上も期待できる、同価格帯の中では優秀な部類に入るヘッドホンアンプ、といった内容。

「K7」は現在35,000円台の価格で販売中。上位モデルと同じものをいくつか採用している事もあってか期待しすぎて拍子抜けする人も中にはいたようですが、K9 Pro ESSは140,000円台という高額品ですからそのレベルを期待するのはそもそも無理があるかと。価格差が相当開いている下位モデルの立ち位置を見誤らず価格相応くらいに思っておけば、むしろ満足できそうな印象でしょうか。とりあえず言える事はK5 PRO ESSより確実に良さそうで今から買うならこちらでしょうね。