FiiO 『K5 PRO ESS』 画像など ~一部をリニューアルした据え置き型のUSB DAC/ヘッドホンアンプ

海外で発売されているFiiOのアンプ「K5 PRO ESS」。
「K5 PRO」のリニューアル版ともマイナーチェンジ版とも言える据え置き型のUSB DAC/ヘッドホンアンプ。筐体の作りは何も変わっておらず変更点はDACチップの刷新でアップグレードされたと謳っていますが、ちょっと見てみます。
K5PRO ESS
https://www.fiio.com/k5proESS






(via weibo)
出力:1.5W以上(32Ω)、出力インピーダンス:1.2Ω(ヘッドホン出力)、THD+N:0.0009%未満、ノイズフロア:8uV、SN比:118dB以上、チャンネルセパレーション:80dB、DSD:64/128/256/512・ネイティブDSDデコード、出力端子:RCA/6.35mm、入力端子:USB/光デジタル/同軸デジタル/RCA、サイズ:幅120x奥行き146.5x高さ55mm、重量:約480g、という仕様。
ESS Technology製のDAC・ES9038Q2M採用、XMOS XUF208のUSBコントローラー採用、Texas InstrumentsのオペアンプTPA6120/OPA1642採用、768kHz/32bit PCMおよびDSD512(22MHz DSD)に対応、入念に設計された4ブロック構成のアナログアンプ部、微細な調整ができるADCボリュームコントロール、再生中のサンプリングレートをカラーで判別できるRGBライトインジケーター、フロントのスイッチで調整できるゲイン調整機能、DCフィルター採用の外部電源方式、アルミニウムボディ、などが特徴。
新旧の違いはDACチップの刷新とそれによるTHD+N・SN比の数値で、他の部分はまったく同じと言える内容(サイズの寸法が違うけれどもおそらく同じ)。実機を見ても筐体の作りや操作類・インタフェースは何も変わっておらず。リニューアル版と言っても旧版で使われていたDACチップが調達できなくなって仕方なく変更したような形ですから、体感できるほどの進化は期待できないかも。それ以前に拠点の中国でも新製品でありながら取り扱いが数少ないようなので、日本に入ってこない可能性もありそうです。