FiiO 『BTA30 Pro』 レビューチェック ~改良されたLDAC送受信対応のBluetoothレシーバー/トランスミッター

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2021年12月に発売されたFiiOのレシーバー「BTA30 Pro」。
BTA30」の強化版となる据え置き型のBluetoothレシーバー/トランスミッター。LDAC送受信の完全対応など通常版の欠点が解消されて基本スペックも向上しており、ある意味”完全体”となったモデル。ちょっとチェックしてみます。

BTA30 Pro – Fiio Japan
https://www.fiio.jp/products/bta30-pro/



画像


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(via zol.com)

製品仕様


DACチップ:ES9038Q2M
Bluetoothチップ:CSR8675
DSPチップ:CT7302
オーディオオペアンプ:OPA1662

通信方式:Bluetooth 5.0
コーデック(送信):LDAC/aptX HD/aptX LL/aptX/SBC
コーデック:(受信)LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBC

対応サンプリングレート (入力/USB):384kHz/32bit; DSD256 (DoP)
対応サンプリングレート (入力/RCA同軸):384kHz/24bit; DSD128 (DoP)
対応サンプリングレート (入力/TOS光):96kHz/24bit
対応サンプリングレート (出力/RCA同軸):384kHz/24bit; DSD128 (DoP)
対応サンプリングレート (出力/TOS光):96kHz/24bit
アップサンプリング:最大192kHz

インターフェイス:RCA/光デジタル入出力/同軸/USB Type-C
サイズ:幅120x奥行き55x高さ23.5mm
重量:145g


各所の反応


[#1]
FiiO、“超”進化したLDAC対応Bluetooth送受信USB DAC
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1368164.html

古い機器もLDAC対応で蘇る! BluetoothメディアHUB、FiiO「BTA30 Pro」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/1370328.html



[#2]
ついにきたか
BTA30は在庫なくて買えなかったんだよな



[#3]
先代のBTA30持ってるけど色々面倒なところがあるから新しく買いたい



[#4]
FiiO BTA30Proの発表があったのか
先代の問題だったUSB入力のショボさが解決して全体的にスペックもグレードアップ
PCどころかゲーム機の音声すらLDACで飛ばせる高性能
ハイレゾ音源をUSBから24bitのまま送信できる
やっと高スペックとケーブル一本の手軽さが両立された
待ち遠しいな



[#5]
LE Audioはたぶん1年以内には対応商品が出んじゃないかなあという段階で
それに対応したBTA30Proみたいなトランスミッター/レシーバーが出るとしたら
さらに何年も先だろう
今BTA30Proを買っても2~3年は陳腐化はしないんじゃないかな



[#6]
BTA30PRO届きましたわ
とりあえず折角なのでUSB接続で試したけど中々良い感じ



[#7]
BTA30 PRO
無印最大のネックだったUSBオーディオの貧弱部分
そこが解消されただけでも随分と使いやすくなったよ
シンプルに繋いでPCM384kHz/32bitのDACとしても使えるのはかなり有難い



[#8]
BTA30に満足していなかったからBTA30Pro買ったけど
最初からこの仕様で出してくれていればとは思う



[#9]
BTA30pro、不満はほとんどないけど
折角USBなんだしパソコンからLLとかLDACの切り替え出来たらなぁ
ゲームやるたび隣の部屋行ってLLにするのが面倒くさい



[#10]
>>#9
コーデックはアプリから切り替えりゃ良いんじゃない?
実機持ってないけどFAQ見る限り出来そうだけど



[#11]
>>#10
RXモードじゃないとfiio controlが繋がらないみたい
まぁしょうがないのかねぇ



[#12]
BTA30 Pro届いたが、なるほどBTA30と違いが判らん
XM4で聞いてるからオーバースペックすぎた
でもUSBで繋げられるのは最高や、さよならCOAXIAL
あと心なしかBTA30より再接続早い気がする



[#13]
BTA30 PROを使ってMomentum 3 Wirelessにaptx-llで音を飛ばしてるんだけど
音が小さい時に無音になるのとノイズがあるのは相性なんだろうか
Deva ProにLDACで繋ぐとそういうのは無いんだが



[#14]
>>#13
ノイズはわからんけど
無音は信号入力時のノイズ出さんようにするために中華製DACだと割とよくある処理
音量小さいと入力が無いとかってに判断されて無音にされる
手動の制御項目とかが無いので対処方法はBTA30までの出力ソースは基本音量MAX
あとLDACは確かにaptx他と比べて無音処理めったにされんね



[#15]
ひょっとしてBTA30proって本体側でBT送信時でもボリューム調整ができる?
LL対応のTWS持ってますが音量調整機能がついてません



[#16]
>>#15
できますよ



[#17]
BTA30ProとBTR5をLDACで接続して使ってみた
BTA30も持っててLDAC/光ケーブル使ってた

気のせいかもしれないけど先代とは音が違う
BTA30ではふわっとした音だったが、BTA30Proはパリッとした音
解像度が高く感じるのはBTA30Proだと思う

SBCやaptXで聴いた時に印象が良いのはBTA30Proの方
BTA30はモヤッとしてた

LDACで聴いた時はどちらがよいかは好みで別れる
ロックなどスピードが欲しい曲が合うのはBTA30Pro



[#18]
<BTA30と比べてBTA30Proがいいところ>
・USB入力をLDACで出力できる

・USB入力でも32bit音源が扱える
 先代はUSBでもaptX HDまでは使えたが16bitだったので宝の持ち腐れ
 コーデックの実力が発揮できなかった

・アップコンバートの性能が上がってる、ような気がする
 受信や送信側のバッテリー持ちを気にしなければ常にLDACでいいかもしれない
 
・スマホアプリを使わなくても本体のボタンだけで入力切替ができる

・モード切替スイッチにクリック感があるので思ったところでピタっと止まる
 先代はスライドスイッチにクリック感がないので
 真ん中に合わせようとして通り過ぎてしまう事があった
 
・ペアリングしてから音が出るまでが早い(ここ凄く重要)
 先代は音が出るまで間があってスピーディーな使い方ができなかった


<BTA30Proの残念なところ>
・LEDが明るくて暗い部屋で映画を見ていると目障り

・個体差かもしれないが先代に比べてボリュームノブが軽い



[#19]
>>#18
FiiO ControlアプリからインジケーターLEDは消灯が選べるみたい
消灯させたらさせたで不便だけど



[#20]
BTA30 Proなんだけど
イヤホンを充電すると一旦接続が切れるわけだけど
その後再接続されなくて困ってる
似たような症状の人いない?



[#21]
>>#20
そのあたりの挙動よく法則がわからないんだけど
自分の体感で1~2時間くらいならBTA30Proの電源再点火でもペアリング情報は保持してるみたい
ただ長時間経つとペアリング情報が失われる
これはUSBをつないだままBTA30Proの電源だけを落とした時の話で
USBケーブルを抜いたりPC側の電源を落とす
BTA30Proへの電気が完全に失われるとペアリング情報はもっと早く消える印象
ペアリング情報が失われたと感じた時は、また再ペアリングが必要になる



[#22]
BTA30proってもしかしてBluetooth使わなくても、
普通にUSB-DACとして使うにしても優秀なんですかね?



[#23]
>>#22
ES9038Q2Mが最低限の仕事はするんじゃない?



[#24]
FiiO BTA30Pro一週間使った
前作の不満点がほぼ解消されてるし間違いなく買いの商品
音も前作より低音効いてて立体感もあるので楽しい音

ただ、まだ動作が不安定な部分あるのでアップデートが待ち遠しい
前作よりスマホアプリ無しでもできる操作は増えたが、やはりアプリは必須
タブレットやゲーム機に繋ぐ場合などアプリから設定変更しないとろくに使えない
アプリは項目が公式HPを見ても説明不足なので使いながら覚えるところある

受注再開するまで待つ価値は充分ある



[#25]
WH-1000XM4をPROと無印使ってるが音は全然変わらん
ただ接続性は格段に良くなった
買い換える価値は無いが今から無印を選ぶのはナンセンス



[#26]
>>#25
WH-1000XM4という事はトランスミッターとしての使い方だね
レシーバーやDACとして使うとチップの音の違いが出るよ





ES9038Q2MのDACチップ採用、CSR8675のBluetoothチップ採用、XMOSのUSBコントローラー採用、CT7302のDSPチップ採用、最大384kHz/32bit PCMおよびネイティブDSD256サポート、光デジタル/Bluetoothの同時出力や光デジタルの入出力を同時にできるバイパスモード、LDACコーデックの送受信対応、マルチポイント対応、丈夫なアルミ合金ボディ、正確な調節が可能なADCボリューム調節機能、送受信距離:最大30mを実現するゲインアンテナ、コーデックの切り替えができるLL/HDボタン、上部にRGBインジケーター搭載、FiiO Music/FiiO Controlアプリ対応、などが特徴。

各所のコメントを参考にすると以上のような反応があり。通常版ではできなかったUSB接続/LDAC送信ができるようになっただけでも大きな改良点、音自体も良くなっていて低音や立体感が増した、接続も格段に良くなっている、本体の操作性も良好、アプリは改良の余地ありでアップデートに期待、通常版の不満点がほぼ改良されているので今から手を出すならこちらを推奨(※通常版の新品はもう売ってない)、といった内容。

「BTA30 Pro」は現在17,000円台の価格で販売中。LDAC送信もできる据え置き型のBluetoothレシーバー/トランスミッターはおそらく今でも該当するものが他に存在していませんし、オンリーワンだったけれども大きな欠点も抱えていたBTA30が色々と改良されて”完全体”になったようですから、PCの音をLDACでBluetoothヘッドホンに飛ばすみたいな構成を考えている人は今のうちに買っておくべきかと。というのも初回分は即完売して最近になって再入荷されたようですが、また完売したらその後はどうなるのかわからないので早めに決断した方がいいかもしれませんね。