CORSAIRのワイヤレスゲーミングマウス『SCIMITAR ELITE WIRELESS』の分解レポート ~MMO向けらしいと言える作り

2023年9月に発売されたCORSAIRのマウス「SCIMITAR ELITE WIRELESS」。
2015年から続いているMMO向けのSCIMITARシリーズでは何気に初となるワイヤレスゲーミングマウスで、スライドで位置調整できるサイドボタンは継承していて基本スペックは最新仕様になっているモデル。分解を試みたレポートが公開されていたので参考に見てみます。
【関連記事】CORSAIR、ようやく無線化された16ボタン搭載のMMOワイヤレスゲーミングマウス『SCIMITAR ELITE WIRELESS』







(via quasarzone)
主要パーツや各部の詳細を見ていくと、センサーはPAW3393DM-T4QUの型番でMARKSMANセンサー採用の他モデルと同じもの。メインボタンのマイクロスイッチはTTC製の光学式。DPIボタンのマイクロスイッチやホイールエンコーダーはTTC製。サイドボタンはタクトスイッチを使用。SoCはNordic 52840。バッテリー容量は875mAh。実重量は113g前後で公称よりほんの少し軽い結果。
CORSAIRはこれより少し前に2つの新型ワイヤレスゲーミングマウス「DARKSTAR WIRELESS」「NIGHTSABRE WIRELESS」を発表しており、主要パーツはそれらと同じものを使っている模様。内部をざっと見て思ったのはMMO向けらしい作りだなと。昨今のFPS向けとは違って軽量化を試みた部分は見られませんし、バッテリー容量も多めですし。MMO向けとしては別に引っかかる点もなくて堅実に作られている印象ですが、SteelSeries以外は軽量モデルを作る気がないんだなーと改めて思ったり。12サイドボタンのタイプで「Aerox 9 Wireless」(AA)より軽いものは現れないかもしれませんね。