Corsairの8000Hzゲーミングマウス『SABRE RGB PRO』の分解・実重量レポート

2021年4月に発売されるCorsairのマウス「SABRE RGB PRO」。
AXONハイパープロセシングテクノロジーの採用によってポーリングレート最大8000Hzを実現している大型/軽量ゲーミングマウス。主要パーツは製品情報で公開されていますが、分解を試みたレポートが早くも投稿されていたので見てみます。
Corsair 『SABRE RGB PRO』 画像など ~ポーリングレート8000Hzをウリにした大型/軽量ゲーミングマウス
https://watchmono.com/e/corsair-sabre-rgb-pro-gallery









(via inwaishe)
主要パーツや各部の詳細を見ていくとセンサーはPAW3392DM-T6QUの型番になっているので公称どおりPixArt PAW3392。マイクロスイッチはオムロンのD2FC-F-K(50M)でこれも公称どおり。中央ボタン・サイドボタンのマイクロスイッチはTTC製。MCUはNXPのLPC54605J512。ボディは軽量化のために内部の表裏ともハニカムの特殊な加工がされていて、メインクリック部にはQUICK STRIKEボタン用の特殊なパーツが導入されている。実重量は複数のレポートで公開されていましたが1~2gの誤差でバラつきがあったので、ほぼ公称どおりくらいに考えておいた方がいいかと。
ちなみに同じく8000Hzを実現しているRazerの「Razer Viper 8KHz」(AA)とは使っているMCUが違っていたりする(Viperの方はLPC5528)。優劣に関してはざっと巡った程度ではよくわかりませんでしたが、部品単価はこちらのLPC54605J512の方が高い模様。他の部分で目を引いたのはQUICK STRIKEボタン用のパーツ、他社の似たようなクリック用のパーツに比べて随分としっかりしたものが導入されているなと。極端な軽量化は施されていないノーマルボディなので強度の面も心配しなくてよさそうですし、8000Hzという点を抜きにして見ても他社の人気モデルと張り合えそうな印象です。