BenQの自動調光機能やコントローラーが備わったモニターライト『ScreenBar Plus』を使ってみた [PR]

BenQ_ScreenBar_Plus_Review_01.jpg


2019年7月に発売されたBenQのライト「ScreenBar Plus」。
液晶モニターの上部に設置して照明として使えるモニターライトで、現在日本で取り扱っている同シリーズの中では上位モデルとなるもの。国内外問わずユーザーを数多く見かける人気製品ですが、実際に試す機会をいただいたので自分なりのレビューでもしてみます。

ScreenBar Plus | e-Reading Lampモニター掛け式ライト | ベンキュージャパン
https://www.benq.com/ja-jp/lighting/screenbar-lamp/screenbar-plus.html



製品概要


BenQ_ScreenBar_Plus_Review_02.jpg


スクリーンからの反射による反射光がゼロになるよう設計された非対称光学設計、アンビエント照明センサー内蔵の自動調光機能、2700Kから6500Kまで8段階で調整できる色温度、14段階で調整できる輝度、液晶モニターへ簡単に取り付けができるクリップベース、ボタン・ダイヤル搭載で直観的に操作できるコントローラー、サイズ:450x90x92mm、重量:690g、主な仕様・特徴は以上。

開封して中身を確認すると内容物はライトバー・クリップベース・コントローラー・ガイド類の4点。ちなみにこのモニターライトは海外だと2018年に出回っていましたが、当時のものと比べてパッケージが刷新されていて本体もインターフェイスがMicroUSB→USB Type-Cに変わっているなどリニューアルされている模様。・・・続いて各部の特徴を見ていく事に。

各部の特徴


BenQ_ScreenBar_Plus_Review_03.jpg


ライトバー:全体。上記のとおり幅450㎜になっているスリムなロングサイズ。直径は実測だと約22㎜で照明という事を考えるとかなり細い作りになっていますから、液晶モニターの上部に設置してもそこまで違和感はないかと。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_04.jpg


ライトバー:カバー。製品情報ではアルミニウム合金製となっているカバーは少しザラついた表面処理で高級感があり。右側には”ScreenBar Plus”のロゴが小さくプリントされている。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_05.jpg


ライトバー:LED。幅いっぱいにLEDが搭載されていて直接照らすのではなく反射板に光を当てて照らす構造になっている。LEDについては詳しくないのでよくわかりませんが個々に番号が打ってあります。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_06.jpg


ライトバー:インターフェイス。背面の中心部にUSB Type-C端子が備わっている。上記のとおり初期のものはMicroUSBだったので時代に合わせてリニューアルされているのは好印象。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_07.jpg


クリップベース:全体。ライトバーを取り付ける部分はハメ込みの構造になっている。クリップ部は前後に動く回転式になっており、金属パーツが使わっている部分は結構重い。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_08.jpg


クリップベース:設置部。液晶モニターへ設置する際に当たる2ヶ所は滑り止めのパーツが設けられている。そのパーツは上下で素材が異なっていて各々の設置面にちゃんと配慮している印象。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_09.jpg


クリップベース:実重量。やけに重く感じたので計量してみると約345g、どおりで重いわけだ。これだけ重ければ相応の安定感が期待できるでしょう。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_10.jpg


コントローラー:全体。コントローラー本体は円形で実測だと直径75x高さ33㎜のサイズ、手のひらサイズと言える小ささです。ケーブルは直付けになっていてライト接続用と電源用のUSB端子が付いています。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_11.jpg


コントローラー:本体。中心にダイヤル、奥側にセンサー、左ボタンが自動調光、右ボタンが色温度/輝度の切り替え、手前のLEDが色温度/輝度を判別するインジケーター、が備わっている。表面はABS製で側面は金属製。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_12.jpg


コントローラー:ダイヤル。操作はクリックと回転の2種類が備わっている。クリックは電源オン/オフ、回転は回すごとにノッチ=抵抗があるタイプで色温度/輝度を正確に一段階ずつ調整できます。おそらくCNC加工された金属製でここも高級感があり。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_13.jpg


コントローラー:裏面。キーボードなどの滑り止めでよく使われているラバーシートがほぼ全面に貼られている。コントローラー自体がそこまで重くない事もあって微塵も動かないようなグリップ力はありませんが、デスク面やマウスパッド面に程よく止まる感じなので十分でしょう。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_14.jpg


コントローラー:ケーブル。フラットなタイプで長さは製品情報によると、分岐点までが50㎝、ライト用が70㎝、電源用が80㎝、となっている。つまり全長1.3mですからあまり長くはないです。液晶モニターに備わるUSBハブへ接続する事を想定した長さにも思えるので、PCやUSB充電器から電源を取る場合は短いと感じるかもしれません。それとケーブルがこの一つにまとまっているので取り回しはちょっと悪いですね。

組み立て・取り付け


BenQ_ScreenBar_Plus_Review_15.jpg


組み立てはライトバーをはめ込んでケーブルつなぐだけですから簡単の一言。簡単すぎて他に何も言う事はありません。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_16.jpg


液晶モニターへの設置。何か工具を使って取り付けるのではなく置くだけなのでこれも簡単。いい意味で拍子抜けするほど。自分は31.5インチの液晶モニターを使っていますが、このサイズだとコンパクトに感じます。これが24インチ前後だと見た目の印象は変わるかもしれませんね。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_17.jpg


設置面は滑り止めパーツが設けられた2ヶ所がちゃんと当たっていて、置くだけの形でもちゃんと安定している。液晶モニターを故意に揺らしでもしない限りはズレる事もないでしょう。また、ライトバーは回転して20度ほどの角度調整ができるのでベースが水平に設置できなくてもそこで適した角度に調整できます。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_18.jpg


液晶モニターの画面に当たるフックの部分はフレームレスデザインでも非表示エリアからはみ出る事はない大きさ。最近の一番細いフレームレスデザインでも範囲内に収まるのではないかと。

使用感


BenQ_ScreenBar_Plus_Review_19.jpg


ライトの明るさ・色合いが伝わるよう撮影するのは自分の環境だと難しい・・・特に日中だと照明効果が全然わからない写真になってしまう。というわけで真っ暗な部屋での使用感を語ろうと思いますが、まずは部屋の照明も点けていない状態だとデスク上はこのように画面以外は何も見えません。実際は液晶モニターの明るさデスク上がほんの薄っすらと見えますが、キーボードなどの周辺機器をはっきりと認識できるような明るさではないです。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_20.jpg


点灯、まずは暖色。デスク上が広範囲に照らされて周辺機器がそれぞれ認識できるようになりました。マウスパッドのサイズが幅900㎜なのでそれ以上の照明効果があるのは画像を見てもわかると思います。画面の映り込みはライトバーを適した角度にセッティングしていれば正面から見た状態だとほとんどないです。下から覗き込むような極端な姿勢でもなければ映り込みを気にする事はまずないでしょう。暖色は自然とも言える色合いでリラックスできますね。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_21.jpg


点灯、次は寒色。くっきりハッキリとした照明効果が得られるようになり、暖色より範囲が広く感じたりも。これなら部屋の照明を点けなくても作業はできそうと思えるレベル。目が光に慣れれば負担=疲れを感じる事もあまりないと思います。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_22.jpg


色温度と輝度の最適なセッティングは手動で試行錯誤するのもいいと思いますが、使っていくうちに思ったのは自動調光機能に任せればいい。他の照明は点けない真っ黒な部屋だと手動で輝度を最大にするのがいいとも思いますが、日中の明るい時や部屋の照明を点けている時はセンサーが感知してその場に合ったセッティングをしてくれますから、大半のユーザーは任せっきりで使っているのではないでしょうか。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_24.jpg


自動調光機能に関してはオンにしているとコントローラーの専用ボタンがグリーンのLEDで発光するのでオン/オフの判別はしやすいです。また、自動調光機能をオンにしたまま電源を切っても設定がリセットされる事はないので、次に電源を入れた時点で機能が作動します。本当に任せっきりになります。





BenQ_ScreenBar_Plus_Review_23.jpg


コントローラーに関してはボタンとダイアルそれぞれどのような事ができるか把握すれば直観的に操作できます。3つしかないので指がすぐ憶えるでしょう。コンパクトな手のひらサイズなのでどこに置いても邪魔にならないと思います。

おわりに


BenQ_ScreenBar_Plus_Review_25.jpg


最後にまとめる形で感想を。モニターライトが登場したのは自分の記憶だと2017年だったと思います、そして一番最初に製品を出したのはBenQです。つまりは一番実績のあるメーカーであり言わずと知れた液晶モニターのメーカーでもありますから、そこの上位モデルであるこれが下手な出来になっているわけがない・・・実際に使ってみて完成度の高さを確認できました。照明としての性能は十分だと感じましたし自動調光をはじめとした機能も使い勝手が良く、欠点を強いて挙げるならケーブルの取り回しだけです。そのケーブルも設置を済ませれば次第に何とも思わなくなるので、使っていて不便に感じる事は何一つありません。

昨今は液晶モニターの低価格化が進んでいて大型の製品も安く買える状況になっています。手軽に大型を選べるので導入している人も増えている、でもデスクのスペースは限られているので置ける機器も限られてくる。スペースを必要としないモニターライトの需要が高まりつつあるのはそのあたりの事情も含まれていると思います。それに液晶モニター専用と言えるライトですからPCデスクでの使用感は汎用的なスタンドライトより良いのは至極当然、そこも一因になっているかと。あと、色温度によってデスク上の雰囲気も変えられるので間接照明みたいなガジェットとして導入している人もそれなりにいるはずです。

そしてモニターライトでユーザーが一番多いのはおそらくこれでしょう。自分は普段から人のデスクをよく見ていて目にするモニターライトは大半がこれです(コントローラーですぐわかる)。選ばれている理由は価格が高いだけあって作りが良いとか色々あると思いますが、やはり液晶モニターのメーカーが自ら手がけている製品という事が大きいのではないかと。それだけで安心感が全然違いますし。この「ScreenBar Plus」は日本だとAmazon楽天市場にある公式ストアで取り扱っており価格は現在15,900円。同類の中では一つも二つも上の高額品、でも相応の価値は十分あると評価できますね。




ベンキュージャパン
売り上げランキング:2