オムロンの体重体組成計『カラダスキャン HBF-227T』を買ってみた

2017年12月に発売されたオムロンの体重体組成計「カラダスキャン HBF-227T」。
体重・体脂肪率・BMIなど7項目の測定が行える体重体組成計で、乗るだけで個人を推定して測定する自動認識機能やBluetoothで通信でデータを管理できるアプリ対応も特徴としているモデル。とあるポイントが貯まって安く買えたので入手、ついでにざっと触れてみます。
体重体組成計 HBF-227T カラダスキャン | オムロン ヘルスケア
https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf/hbf-227t.html
製品情報

製品情報をおさらいしておくと、この体重体組成計は体重・体脂肪率・骨格筋率・内臓脂肪・体年齢・基礎代謝・BMIの7項目が測定できるモデル。設定後に乗るだけで測定を開始できる自動認識機能、Bluetooth通信でデータを管理できるアプリ・OMRON connect対応、透明電極&ガラス天板を採用したフラットデザイン、などが特徴。個人登録は4人までできるようになっており、測定データは本体に各自30回分の保存が可能。バッテリーは単四電池4本、電池寿命は約6ヶ月、サイズは幅285x奥行き280x厚さ28mm、重量は約1.6kg。カラーはブラック・ホワイトの2色。そのカラーはホワイトの方を選びたかったのですが、ポイントが使えるそこではブラックしかなかったのでこちらを選択。
外観

★表面・・・・ディスプレイ・タッチボタン・電極センサーが備わっている。ガラス天板の表面は足を合わせる電極センサーの部分を除けばフラットな形状。その電極センサーはほんのわずかな段差になっているだけなので、ほぼフラットデザインと言えるでしょう。

★裏面・・・・前後4ヶ所に足が設けられていて、中央部には電池ボックスがあり。光沢の部分はガラス天板の裏側。

★側面・・・・ガラス天板の端部は丸っこく加工されて角張っていないので、足をぶつけてもケガをするという事はなさそう。公称の厚さは28㎜、実寸でも28㎜でしたので十分薄型です。
各部の詳細

★ディスプレイ・・・・何インチか記載がないけれども実寸は縦6x横8.5cmくらいなので、遠目からでも十分見やすい大きさ。数値やマークなど様々なものが表示されますが、詳細は後述。

★タッチボタン・・・・設定・▶(完了)・Bluetooth・ON/OFFの4つあり。操作はタップと長押しするだけなので、少し使えば把握できるでしょう。

★電極センサー・・・・前述のとおり天板とはほんのわずかな段差になっていて、薄いプレートを貼っているような感じです。表面処理は少しザラっとしている。

★ロゴ・・・・OMRONのロゴと最大計量などの数値は天板内部にプリントされているので、使っていて削れていくような事はまず無し。その下のシールは剥がす事ができます。

★足・・・・4ヶ所に設けられた足は測定のためかガタガタする作りになっているけれども、普通に設置していれば本体がガタつく事は無し。滑り止めのラバーシートがついているのでズレる事もないです。

★電池ボックス・・・・至って普通の作り。電池寿命の約6ヶ月は付属のアルカリ電池で1日4回の測定+データ通信が目安。また、電池が残り少ない状態になったらディスプレイに電池マークが表示されるようです。
設定

使いはじめでまず行う事は初期設定。地域番号(1と2で分かれている)・日付・時刻を設定する。

個人の登録は1~4の番号を選んで、生年月日・性別・身長を設定した後に一度測定を行って完了。

最初の測定やデータ通信を行う際は数秒ほどこういう表示になる。完了後は見る事も多分ないかと。
測定項目

★体重・・・・測定の際にまず表示されるのは体重。至って普通な0.1kg単位での表示です。

★体脂肪率・・・・測定項目によってはディスプレイの下に目盛りが表示されて、それで数値の低い~高いがわかるようにもなっている。説明書にはそれに関する詳細が掲載されているので、1回でも目を通しておけば大体把握できるでしょう。

★内臓脂肪・・・・この項目だけは”低い”の判定がなく、1~9のレベルが標準。

★骨格筋率・・・・説明には「体重のうち、骨格筋の重さが占める割合。骨格筋は体を動かす時に使う筋肉で、運動などで増やす事がかできる」とのこと。数値が高ければ高いほどいいのかな?。

★体年齢・・・・最初に登録した生年月日=年齢・身長と、測定する5項目から算出する形の模様。まぁ若ければ若いほどいいようで。

★基礎代謝・・・・生命維持に必要な1日のエネルギー消費量と説明あり。年齢や体重などによって基準値が変わるようです。詳細は説明書に記載あり。

★BMI・・・・体重÷身長÷身長の算出で肥満の判別をする項目。25以上が肥満と判定されるとのこと。
アプリ

この体重体組成計で使うアプリ・OMRON connectはインストールして初期設定を完了すれば、後はデータを自動で取得して管理するというもの。データはクラウドサービスでも保存可能で、Google Fitなど連携できるアプリも多数あり。もちろん無料。

初期設定はまず地域を選択。日本以外では試していませんけど、各国の言語に対応しているっぽい。

機器の選択はこのHBF-227Tの場合だと、体重体組成計→型番を選んでいけばすぐ完了。

Bluetoothのペアリングは認識時に本体のボタンを押せば後は勝手にやってくれます。

初期設定の完了後は各項目がご覧のように一覧表示、パネルの並べ替えも可能。データは最新のものが表示されて、測定後はすぐに自動で更新されます。

各項目のパネルを押すとこれまで取得したデータがグラフで表示される。日・週・月・年の単位でも見れるので変化がわかりやすいです。
ファーストインプレッション

1週間ほど使ってみての感想を述べると、個人登録とアプリは初期の段階で手間が少々かかるかもしれない。個人登録は一人で使うなら別に問題ないと思いますが、複数人で使う場合は体重とか近い人が併用すると自動認識機能が誤認する可能性あり、っていうか誤認した。対策として手動で登録番号を選んでそれを何回かやった後に自動認識を試したら正常に認識するようになりました。アプリは最初に色々いじってたらデータを取得しなくなったので、一度登録を削除して入れ直したら普通に稼動。それ以降は何ら問題なく使っています。アプリに関しては各所の情報を巡るとスマートフォンとの相性がありそうなので、そのあたりは一概にどうとは言えませんが。
今まで普通の体重計は使った事があっても高機能の体重体組成計は使った事がなかったので、この部類でこのモデルがどれほどのものなのかはちょっとよくわからないです。でも設定を済ませれば後は乗るだけでスムーズに測定してくれますし、本体とアプリの使い勝手は個人的に申し分なし。デザインや質感もいいので何も不満はないですね。似たようなスペックの海外製品がこれよりも安く出回っているようですが、出所がよくわからないメーカーよりかは実績のあるオムロンの方が信頼性は断然高いですから、後先の事を考えると無難な選択肢ではないかと。「カラダスキャン HBF-227T」は現在9,000円前後の価格で販売されています。