METの自転車ヘルメット『Strale (2018)』を買ってみた

2017年に登場したMETのヘルメット「Strale」。
同社製品ではエントリーグレードの位置付けでありながら、エアロ性能とクーリング性能を両立したと謳っているロードヘルメット。夜用に蛍光イエローのものが欲しくて探していたところ、この2018モデルが安かったので購入。ついでにフォトレビューみたいな形でざっと触れてみます。
MET|2018|STRALE
http://www.intermax.co.jp/products/met/strale.html

















ヘルメットの詳細は公式サイトを参考にという事で、今回は感想をちゃちゃっと述べていく。このStraleは現ラインナップだと2番目に安いモデルで、一言で言えば流行りのエアロフォルムを採用している形状。プロシーンでも主流になっているエアロタイプと言えば聞こえはいいものの、前方は一昔前のエントリークラスによくあった特徴のない丸っこい外観で、お世辞にもカッコイイとは言えない。後方は通気性の良いちょっとメカニカルなデザインでロックシステムも備わっているから、このヘルメットで一番評価できる部分かもしれない。使用感はここが良いと強調できる部分は特になく、かと言ってここが駄目という部分もないので及第点。
ちなみに上位のRivaleを持っているのでそれを基準にした話になってしまいますが、エントリーグレードとレーシンググレードの差は歴然で、出来に関してはStraleが優っている部分なんて何一つないと思うのが正直なところ。デザインといい装着時の外観といいRivaleの方が圧倒的に良いですし、装着時の軽快さも頭頂部から顎まで違いを体感できる。あと、サイズ自体はほとんど変わらないのにRivaleの方が深くかぶれてフィット感にも差があり(Rivaleは日本人でも合う構造になっていると思う)。謳い文句にしているエアロ性能とクーリング性能も敵わないでしょう。Straleが優位になる部分はせいぜい価格くらいではないかと。
ここまで酷評気味な感想になりましたが、用途次第・価格次第では十分有りだと思います。用途はそこまで本格的に乗らないツーリングみたいなライドなら不満を感じずに使えるでしょうし、作りは全体的に抜かりないので耐久性も期待できるはず。価格は海外の通販サイトで安い時だと6,000~7,000円台で購入できたので、その価格帯の中で見ればむしろ良い部類に入ると評せる。Rivaleとの価格差は5,000円~もある事を考えると敵わなくて当然と言えば当然。ただ、その価格差があまりない金額(=10,000円~)で買おうとするなら非推奨、それならば予算をもうちょっと頑張ってRivaleにした方が絶対いいでしょう。自分は夜用に限定して買ったので、別にこれでもいいかなという感じです。