押下圧の比較で見るCherry MX系メカニカルキースイッチ

メカニカルキーボード用のキースイッチは数年前だとCherry MXが本家本元で、その他はクローン扱い
率直に言えばパクリ扱いされていましたが、ここ最近はkailhをはじめとして別の企業のものを採用した
キーボードが以前より目立ってきている状況。それらを把握するのに押下圧の比較を兼ねた見やすい
レポートがあったので、ちょっと見てみます。
Cherry MXキースイッチの動作原理が一目でわかるGIF
http://watchmono.com/blog-entry-4470.html


まず1つめ、説明不要の本家本元・Cherry MX。最近はスタンダードなタイプの他に緑軸・クリア軸など
特殊と言えるタイプも日本でわずかに出回っていますが、今回はスタンダードなタイプを目安に見てみる。
コインを乗せるやり方で実測してみると、黒軸:65g、赤軸:45g、茶軸:50g、青軸:55g、という結果。


2つめ、ここ1~2年で採用するキーボードメーカーが一気に増えたkailh。特にゲーミングキーボードでよく
採用されていますが、こちらの押下圧は黒軸:65g、赤軸:50g、茶軸:50g、青軸:55g、という結果で数字
だけ見ると赤軸が少し重い仕様になっている模様。


3つめ、自社のメカニカルキーボードに採用しているRazer。製造元はkailhで緑軸は青軸タイプ、橙軸は
茶軸タイプとなっていますが、押下圧はどちらも軽めになっているんだと再確認。


4つめ、Das Keyboardが新製品で採用していたGreetech。他に採用しているのは中華キーボードくらいの
状況ですが、押下圧の数字はCherry MXと変わらず。ちなみにkailhと同じく中国企業。


5つめ、個人的に初見のGateron。検索すると中国系の情報が出てくるので、おそらくここも中国企業と
思われる。で、キースイッチの押下圧はこれもCherry MXと変わらず。試した人によれば他より打鍵感
が滑らかになっているとのこと。


(via imgur)
最後6つめ、これも自分は初見のOutemu。上に同じく検索すると中国系の情報が出てくるので中国企業
のキースイッチではないかと。押下圧はCherry MXに比べて黒軸以外が+5gの結果。・・・・というわけで
ざっと見てみましたが、kailhに続く中国企業製のキースイッチが次々に表舞台へ出ているんだなと新たな
発見もあり。コストはCherry MXより確実に抑えられそうですし、特にマイナーなメーカーで採用する事が
多くなるかもしれませんね。キーボードファンの間では確実に毛嫌いされそうですけど。
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posted with あまなつ on 2015.03.02
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