CM Storm 『Skorpion』 レビュー ~価格次第で良選択のマウスバンジー~

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2月に発売されたCM Storm(Cooler Master)のマウスバンジー「Skorpion」。
マウスのケーブルを宙に浮かして操作性を向上させるアイテム。これはその名のとおりサソリをモチーフにした
デザインと、フレキシブルなラバー製アームが特徴のモデル。以前に比べるとかなり安く販売されていたので
試しに購入。自分なりのレビューでもしてみます。

Skorpion - Cooler Master
http://www.coolermaster.co.jp/product.php?product_id=6773





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この「Skorpion」、発売時の通常価格は3,000円台。特に付加機能がないマウスバンジーの中では割高で
この価格では買う人間が限られるだろう・・・・というのが当時の率直な感想。で、やはり売れなかったのか
最近になって半額近く下げて販売するところが出現。これなら即買いだわ~と手にしたわけであります。






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現物が届いた第一印象は、想像以上にデカイの一言。中身はマウスバンジー本体しか入っていないのに
パッケージがやけに大型です。






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ラバーと合成樹脂を組み合わせたボディ、錘を内蔵している本体部、裏面に滑り止めゴム装備の三本脚
フレキシブル仕様のラバー製アーム、各部が分解できる構造、という作りになっているマウスバンジー。
サイズは幅150x奥行き130x高さ85mm、重量は非公開。メカメカしい外観で、サソリというよりもSF映画に
出てきそうな小型ロボに見えます。続いて各部を見ていく事に。






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アーム部は前述のとおりラバー製。程よい柔らかさでケーブルのちょっとした動きにも柔軟に対応できる材質。
ケーブルの太さにも幅広く対応できるようになっています。






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脚部は外側が合成樹脂、内側がラバーの材質で組まれている。ここはアーム部と違ってがっちり硬い。






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脚部の裏面には滑り止めゴムを装備。グリップ力は必要十分、でもデスク面に貼り付くタイプではないので
強引に引っぱると本体は当然動きます。






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鉛が内蔵されてある本体部にはCM Stormのロゴがあり。ここだけグロッシーな光沢仕上げ。






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パッケージには完組状態で入っていますが、アームと脚部はバラす事が可能、着脱は簡単です。






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重量は非公開になっているのでどうなのか量ってみると、約173gという結果に。付加機能が備わってない
通常タイプのマウスバンジーで一番重いわけではない、でも安定性は十分に保てる重さ。






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ケーブルの太さには幅広く対応できるという事なので、実際どうなのか試してみる。用意したのはいい目安に
なりそうな3タイプ、細め(ロジクール G400)・通常(Razer Naga)・太め(Razer Ouroboros)。で、ご覧のとおり
どれも問題なく取り付けが可能。Ouroborosの太いケーブルがOKなら、どのマウスにも対応できるでしょう。






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せっかくなので今まで使用していたRazerの超定番モデル「Razer Mouse Bungee」(AA)との比較でも。
Razerはシンプル&シャープなデザインで、ゲーマーでなくても抵抗感なく使えそうな見た目になっている。
対してこのSkorpionはいかにもゲーミングデバイスらしいデザインで、横幅もあるせいか見た目の主張が
妙に強い。置いていると”何かいるぞ・・・・”という感じ。安定性に関しては裏面がデスクに貼り付くタイプと
なっているRazerの方が優位、でもSkorpionはしっかりした作り&重量なので十分に良いと言えます。

アーム部は材質・高さ・角度が違うので使用感も若干違っていますが、一番大きなポイントと言えるのは
やはりケーブルの太さに対応できるかどうかという点。Razerはケーブルを止める部分がプラスチック製で
おそらく自社のゲーミングマウス(無線/有線両対応機は除く)向けに作られている。ですから、それらより
太いケーブルには対応できない。無理に取り付けようとすれば破損の危険あり(自分は実際壊した・・・・)。
その面では太さに幅広く対応できるSkorpionが優位でしょう。

使用感はどちらが良いかと言えば、個人的にはSkorpionの方に軍配が上がる。アーム部がスプリングで
できているRazerは、そのアームが動く際に発生するわずかな振動を手に感じる事がある。Skorpionは
ラバー製でしなやかに曲がるおかげか、それを感じない。あと、アームの先端が水平になっているせいか
ケーブルの長さが同じでもマウスの移動範囲が広い気がする。ただし全面的に良いというわけではなく
ケーブルが長めだとアームの高さ・角度からして地面に擦れやすい短所もある。というわけで総合的に
見れば一長一短、どちらが良いかはどこを重視するかで変わってきますね。






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最後にまとめ的な感想を。Razerのマウスバンジーが圧倒的な支持を得ているのは出来の良さもですが
大きな要因はやはり価格でしょう。近年発売されたモデルの中で、通常価格2,000円を切っているのは
Razerのみ。はっきり言えばケーブルを宙に浮かすだけの単純アイテムですから、性能なんて大差ない。
そうなれば大半は安い方を選ぶに決まっている、っていうか「ROCCAT Apuri」(AA)のような付加機能を
搭載したタイプならまだしも、普通のマウスバンジーに3,000円以上も出す層がどれほどいるのか・・・・。

この「Skorpion」、マウスバンジーとして出来は良いと評価できるものでしたが、通常価格で買う価値は
正直低い。値下げがなければ手にする機会はなかったと思います。でも今の実売価格(処分価格)なら
Razerよりも安いこちらの方を推したくなる。とはいえ在庫限りの状況になっていますし、それが捌けたら
それっきりという可能性があるので、今回は限定的な話になるかも。とりあえず自分は乗り換える形で
しばらくこれをメインに使うつもりです。