7インチタブレット『原道 N70双撃HD』と『Nexus 7』との比較

(via zol.com)
7月ごろに発売された原道の7インチAndroid 4.0タブレット「N70(N70双撃)」。
中華パッドのなかでは高い評価を得ているIPSパネル採用のモデルですが、これのアップグレード版となる
「N70双撃HD」が日本でも既に出回っている模様。7インチタブレットで1強状態になっている「Nexus 7」と
比較したレポートが今回もあったので、ちょっと見てみます。
7インチタブレット『原道 N70』と『Nexus 7』との比較
http://watchmonoblog.blog71.fc2.com/blog-entry-2496.html

「N70双撃HD」(以下:N70HD)と「Nexus 7」、両機の主なスペックは上記のとおり。N70→N70HDで変わった点は
解像度が1026x600→1280x800に、バッテリーが3700→4000mAhに、OSがAndroid 4.0→Android 4.1に向上。
またサイズは厚さが10.9mm→9.9mmに、重量は314g→304gに変更。ちなみにNexus 7は現在Android 4.2に
更新されていますが、今回の比較はAndroid 4.1時のものです。


ここでは上の画像がNexus 7、下の画像がN70HDという形で見ていきます。正面からの状態では
双方でカメラの位置が違いますし、Nexus 7は端がシルバーになっているのでわかりやすいですね。





スペック上ではN70HDの方が全面的にコンパクトなはずですが、実際に見比べてみると(縦向きの状態で)
縦は確かにN70HDの方が小さい、でも横は微妙に幅がある。厚さは1mmの差もないので計測してみないと
ちょっとわからない。とりあえずスペックのサイズは当てにならないという事で・・・・。


インターフェイスはMicroUSBのみのNexus 7に対して、N70HDはMicroUSB(OTG)・MiniHDMI・SDスロットに
充電用のDC端子があり。N70HDでUSB充電する場合は、USB→DC電源供給ケーブルが別途必要です。


重量を実際に量ってみると、Nexus 7が336g、N70HDが313gという結果。ここもスペックの重量(304g)は
ちょっと当てにならない・・・・でもN70HDの方が23gほど軽いという事に。


次にベンチマークの比較。Androidの代表的なベンチマークアプリ・AnTuTuでは、Nexus 7が10281
N70HDは7744、とスコアに結構な差があり。


CPU・メモリ・I/O・2Dグラフィックス・3Dグラフィックスの5項目で計測するベンチマークアプリ
Quadrant Standard Editionでは、Nexus 7が3673、N70HDは4091、という結果に。


グラフィックス性能のベンチマークアプリ・NenaMark2では、Nexus 7が55.7fps、N70HDは52.1fps。


特定のアクセスポイントの電波感度を計測するアプリWifi Analyzerでは、Nexus 7が-50.5、N70HDが-53。
これはNexus 7の感度が若干良いという結果。計測アプリでの比較は以上。以前見かけたN70とNexus 7の
ベンチマーク比較はどうも不自然に感じるところがありましたけど、今回は妥当かなと思える数字です。

他の部分でN70HDが優れている点は、液晶のコントラストの高さ、動画再生の性能・フォーマットの多さなど。
従来のN70に比べれば、解像度をはじめとして数ヶ所はNexus 7に近い性能になった。とはいえ総合的には
Nexus 7の方が言うまでもなく上でしょうし、N70HDの方を選ぶ理由があるとすれば、やはりSDカードスロットと
価格の2点くらいでしょうか。その価格もアップグレード版になった事で差が縮小、一番安く売っているところで
現在12,000円前後。19,800円のNexus 7と比較してまだ十分に安いと思うか、この程度の差ならNexus 7を
と思うか、難しいラインですね。N70HDは販売業者次第で今後値下がる可能性もあるにはありますが。
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【タブレット】原道 『N70双撃HD』 レビューチェック
http://watchmonoblog.blog71.fc2.com/blog-entry-2797.html
タブレットPC 原道N70HD デュアルコア 7インチ Android 4.1.1
posted with あまなつ on 2013.01.04
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