Razerのワイヤレスゲーミングマウス『Razer Basilisk X HyperSpeed』を買ってみた

2019年11月に発売されたRazerのマウス「Razer Basilisk X HyperSpeed」。
「Razer Basilisk Ultimate」と共に登場した実質新型のワイヤレスゲーミングマウスで、こちらは普段使いも想定した仕様になっている下位モデル。その仕様と価格のバランスがやけに良く見えたので入手。今回は購入報告みたいな形で軽いファーストインプレッションを記しておきます。
ワイヤレスゲーミングマウス - Razer Basilisk X HyperSpeed
https://www2.razer.com/jp-jp/gaming-mice/razer-basilisk-x-hyperspeed







仕様・特徴の詳細は公式サイトの製品情報を参考にという事で今回は割愛。内容物はマウス本体・USBレシーバー・単三電池1本・ガイド類(保証書はパッケージにラベルで貼られている)。昨日開封して数時間使った程度の状況ですが、現段階での感想は以下のとおり。
◆汎用的なサイズ感と形状で持ちやすい・・・・全長130㎜あっても先端が長いので実質125mm~くらいのサイズ感。汎用的とも言える形状で手の大きさもそこまで選ばない気がする。
◆自分は”つかみ持ち”寄りの握るスタイルになる・・・・奥行き(130㎜)の割に大きさを感じず、幅(60mm)は寸法どおり狭く感じるので、自分は”つかみ持ち”寄りの握り方になりそう。
◆筐体のパネルは梨地処理で安っぽくない・・・・下位モデルなので筐体の素材とかコストを抑えているのではないかと思っていたけれども、上位クラスみたいな梨地処理がされていて見た目も質感も良し。
◆ラバーグリップの効きは悪くないがスリットタイプに劣る・・・・ドットタイプのラバーグリップは他シリーズの上位クラスに使われているスリットタイプに比べて効きは劣るかなと。比べなければ実用十分で決して悪くない。
◆センサー・スイッチは前世代の上位クラスと同レベル・・・・主要パーツは上位のUltimateに比べるとランクが一つ落ちるものだけれども、前世代の上位クラスと同じものを使っているので十分すぎる感があり。
◆クリック・ホイールとも好感触・・・・メインクリック・サイドボタンとも均一性のある適度な押し心地。ホイールはカリカリ回ってラチェットの抵抗はしっかりしている方。いずれも好感触。
◆ワイヤレスの精度は申し分ない・・・・Bluetoothの方はまだ試してないがRazer HyperSpeedワイヤレス技術を採用した2.4GHzの方は遅延を感じる事もなし。ポーリングレートは検証で1000Hz出ている。
◆ソールは十分に滑る・・・・ソールは上位のUltimateみたいにPTFEマウスフィートを使っておらず一般的なタイプ、でも滑りは十分だし及第点は出せると思う。使いはじめでマウスパッドに引っかかるような事もなし。
◆実重量は付属電池込みで約107g・・・・重量は公称だと電池抜きで83g。付属電池は23gでそれを含めた実重量は約107g。電池の工夫で100g以下にする事は可能。
◆ソフトウェアで必要十分な設定ができる・・・・解像度は100-16000DPIの範囲で50刻み、最大5段階で登録可。LODは1mm/2mmの二択、自社マウスパッド用の較正機能もあり。ボタンは左クリック以外がカスタマイズ可。
これはなかなか良いものではないかと。上位のUltimateはLEDフル装備で付加機能やギミックもあれこれ備わっていますが、そういうものが不要ならこちらをどうぞっていう良き選択肢になっていると思う。主要パーツは言わば型落ちになったトップグレードのものですから、最新と最上級を求めないのであればスペックは十二分。ワイヤレス技術はUltimateと同じだし筐体の質感も良い方で、使いはじめで何か気になる点はまったくなし。この内容で発売開始から7,000円を切っているのは何気にすごいような気がする、Ultimateの価格が20,000円弱という事も考えると本当に。もう少し早くプレスリリースが出ていれば6,000円前後で売ってる某社のワイヤレスモデルは買っていなかっただろうなぁ。