2019年8月に発売されたマウス・キーボードを見てみる

月単位で見ても各社から様々な機種が出ているマウスとキーボード。発売されたもの全てを取り上げるのは無理ですが、個人的に気になった新製品もしくは関連製品をざっとピックアップしてみます。今月は新タイプの軽量モデルからレジェンドまでゲーミングマウスが多種多彩にリリース。あと、ロジクールが想定外の薄型ゲーミングメカニカルキーボードを出してきたのも驚きでした。
2019年7月に発売されたマウス・キーボードを見てみる
https://watchmono.com/blog-entry-9911.html

8/22に発売されたRazerの「Razer Viper」。
巷でトレンドになっている穴だらけの肉抜きデザインではなく、通常と言える型で70g以下の軽量ボディを実現したゲーミングマウス。これまで有名どころはスルーしていたパラコードタイプのケーブルを採用する徹底ぶりで、なんというか新たな一面を見られた印象。今後出す新製品も軽量に重点を置いていくのか、そこにも注目です。
【マウス】Razer 『Razer Viper』 画像など
https://watchmono.com/blog-entry-9925.html

8/29に発売されたGloriousの「Glorious Model O」。
国内外問わず注目を集めていた肉抜きデザインの軽量ゲーミングマウスが日本でも正規品の形でリリース。Gloriousはこれが初めて手がけるマウスなのに、完成度が高いのか同類の中でも一二を争う人気ぶり。その同類と比べてそこまで高くない価格設定も魅力の一つと言えるでしょうか。
Glorious PC Gaming Race、肉抜きボディの軽量ゲーミングマウス『Glorious Model O』
https://watchmono.com/blog-entry-9692.html

8月下旬に発売されたFinalmouseの「Ultralight 2 - Cape Town」。
肉抜きデザインの軽量ゲーミングマウスといえばFinalmouseがパイオニアと言える存在ですが、これまでの最軽量となる47gのモデルが日本でも発売。価格は15,000円弱とかなりの高額品なのに既に売り切れている状況です。
Ultralight 2 - Cape Town – Finalmouse
https://finalmouse.com/products/ultralight-2-cape-town?variant=11817137012772
posted on 2019.08.30
わずか47gの超軽量設計のゲーミングマウス
Finalmouse (ファイナルマウス)
Finalmouse (ファイナルマウス)

8/2に発売されたマイクロソフトの「Pro IntelliMouse」。
レジェンドのIntelliMouse Explorer 3.0をゲーミンググレードのスペックで復刻させたゲーミングマウス。先行リリースの中国では2018年に出ていたので正直遅かったとは思いますけど、ライバルであるMX518 LEGENDARYの方はまったく音沙汰ない事を考えると発売しただけでもマシと言えるでしょうか。
【マウス】マイクロソフト 『Pro IntelliMouse』 レビューチェック
https://watchmono.com/blog-entry-9992.html

8/23に発売されたCooler Masterの「MM830」。
左側に備わるOLEDディスプレイとD-Padボタンが主な特徴のゲーミングマウス。同社の主軸であるMasterMouseシリーズの最上位モデルですけど、製品の発表は2018年初めにされていたのでさすがに遅い。それゆえにギミック重視の仕様はちょっと古臭くも感じる。同シリーズは後に控えている肉抜きデザインの軽量モデルに注目したいところ。
【マウス】Cooler Master 『MM830』 画像など
https://watchmono.com/blog-entry-9913.html

8月上旬に発売されたMad Catzの「R.A.T. 8+」。
復活を遂げたMad Catzのゲーミングマウスが日本でも発売(一部店舗での先行リリースは6月)。これを含むR.A.T.シリーズの3モデルが出ましたが、従来のリニューアル版とも言えるので目新しさも新鮮味もないと思うのが正直なところ。同じものばかり出して飽きられた路線を継続する展開はどうでしょうかね。
Gaming Mice,Keyboards,Fightsticks and Headsets | Mad Catz
https://www.madcatz.com/index_jp.php?action=proA-rat8

8/8に発売されたSteelSeriesの「Rival 600 Dota 2 Edition」。
現ラインナップの主力と言えるゲーミングマウスにDota 2のデザインを取り入れたコラボモデル。ゲームタイトルとコラボした製品はこれまで数多く出していますが、SDキャラのイラストを刻んだデザインは他社の製品も含めて今までになく斬新。同じデザインのゲーミングマウスパッド&LEDゲーミングマウスパッドも同時に発売されています。
Rival 600 Dota 2 Edition | SteelSeries
https://jp.steelseries.com/gaming-mice/rival-600-dota2
SteelSeries Rival 600 Dota 2 Edition
posted on 2019.08.30
SteelSeries
売り上げランキング: 255
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8/29に発売されたロジクールの「G913」。
kailhのロープロスイッチを採用した薄型デザインでワイヤレスのゲーミングメカニカルキーボードをロジクールがリリース。事前情報がまったくなかったので不意を突かれた驚きの一品。ここにきてロジクールがkailhのスイッチを採用してくるとは本当に想定外。Rome-Gの製造元であるオムロンもロープロスイッチを作っていたんですけどね。
Logicool G913 LIGHTSPEEDワイヤレスRGBメカニカル ゲーミング キーボード
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-keyboards/g913-low-profile-wireless-mechanical-gaming-keyboard.html

8/29に発売されたロジクールの「G813」。
上記の有線版となる薄型デザインのゲーミングメカニカルキーボード。ところで最近のロジクールは地域によって同一製品の型番を変えて出す事がちょくちょくあるので、他の地域も色々見ている身としてはちょっと厄介。このモデルに関してはアジア圏だと”G813”、欧米など他の地域だと”G815”で出しています。
Logicool G813 LIGHTSYNC RGBメカニカル ゲーミング キーボード
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-keyboards/g813-low-profile-rgb-mechanical-gaming-keyboard.html

8/30に発売されたRazerの「Razer BlackWidow Lite」。
ゲームだけでなくビジネスでの使用も想定したテンキーレスのメカニカルキーボード。静音を謳ったオレンジのRazer Mechanical Switches採用や静音アイテム・O-Ringが付属しているなど、珍しく静音を重視した内容になっているのもポイントのモデル。欲を言えば日本語配列版も出してほしかったですね。
【キーボード】Razer 『Razer BlackWidow Lite』 画像など
https://watchmono.com/blog-entry-9190.html

8/30に発売されたRazerの「Razer BlackWidow Lite Mercury」。
上記のホワイトモデルとなるテンキーレスのメカニカルキーボード、基本部分は以下同文。また、これまでRAZERSTOREのみで取り扱っていたホワイトモデルの”Mercury”は、これを含めて各ショップやショッピングサイトでも取り扱うようになったようです。
Razer、TKLメカニカルキーボードのホワイトモデル『Razer BlackWidow Lite Mercury』
https://watchmono.com/blog-entry-9777.html
Razer BlackWidow Lite Mercury White メカニカルキーボード
posted on 2019.08.23
Razer(レイザー)
売り上げランキング:
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8/29に発売されたGloriousの「Glorious GMMK」。
上記のゲーミングマウスと同時にゲーミングメカニカルキーボードも日本でリリース。ラインナップはフルサイズ・テンキーレス・60%レイアウトの3モデルあり。海外ではマウスより先にキーボードを出していたので存在は知っていましたが、60%のコンパクトサイズも出していたのは知らなかったのでちょっと驚き。
Glorious GMMK - Full-Size - Customized - Modular Mechanical Gaming Keyboard – Glorious PC Gaming Race
https://www.pcgamingrace.com/products/gmmk-full-customized

(via AKIBA PC Htoline!)
8月中旬に発売された上海問屋の「DN-915850」。
以前に出していた70%メカニカルキーボードのバリエーションモデル。キースイッチはクリッキーな青軸を採用し、キーバックライトはイエローになっている仕様。まともな日本語配列になっているとこは変わらないので、引き続き低価格帯では稀少な選択肢かと。
【キーボード】上海問屋 『DN-915598』 レビューチェック
https://watchmono.com/blog-entry-9436.html

(via AKIBA PC Htoline!)
8月下旬に発売されたMSIの「VIGOR GK30 COMBO」。
エントリークラスのゲーミングキーボードとゲーミングマウスがセットになったコンボモデル。MSIはゲーミングデバイスを結構出している方ですけど、あくまでゲーミングPCのアクセサリとして扱っているのか可も不可もないものばかりで、どれもインパクトに欠けますかね。
VIGOR GK30 GAMING COMBO
https://jp.msi.com/Gaming-gear/VIGOR-GK30-COMBO