ARCHISS 『ProgresTouch RETRO TINY』 レビュー ~Majestouch MINILAとの比較~

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2016年9月に発売されたARCHISSのキーボード「ProgresTouch RETRO TINY」。
日本語配列版は史上初登場となった特殊コンパクトサイズのメカニカルキーボード。前回は外観・構造をメインに触れていきましたが、今回は自分が今まで常用していた「Majestouch MINILA」との比較をしてみます。

ARCHISS 『ProgresTouch RETRO TINY』 レビュー ~外観・構造~
http://watchmono.com/blog-entry-6793.html






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まずそれぞれの仕様をおさらいしておくと、TINYの方は70キー日本語配列のキーレイアウトで、サイズ:幅325x奥行き110x高さ28~35mm、重量:720g。MINILAの方は68キー日本語配列のキーレイアウトで、サイズ:幅297x奥行き124x高さ40mm、重量:680g。一部の写真はTINYのスペースキーまわりやカーソルキーのキーキャップを逆向きにしたまま撮影してしまったので、そこはご了承を。






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横幅。両機の寸法差は28mm、数字どおりTINYの方が幅のある作りになっている。この横幅を少し広げた事でTINYはカーソルキー有りでもほぼ標準的で無理のない配列と、Insert・Deleteキーの追加を実現している。でもMINILA→TINYの乗り換えだと28mmの差が意外に引っかかるというか、何かバランスの悪さを感じてしまう事もある。幅300mm前後のコンパクトサイズは両手を置いた状態だと絶妙な範囲ですから、それから右側にキーを加える形だとその絶妙さが崩れてしまう。一長一短ですね。






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奥行き。両機の寸法差は14mm、ここは逆にTINYの方が短くなっている。MINILAのフレーム後部はコンパクトサイズの中で見ても異様に太く、見た目はこの部分で損しているのが否めないところ。両機を並べてみるとTINYの方が随分とスリムに見えます。






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フレーム高。公称の寸法はどの部分を示しているのかちょっと曖昧なのでフレーム前方を実際に測ってみると、TINYが約19mm、MINILAが約22mm。前から後ろにかけてTINYの方が低くなっています。MINILAの高さはフルサイズやテンキーレスなら何とも思わないかもしれませんけど、コンパクトサイズだと高いというか太く感じます。






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傾斜(通常時)。キーボードの傾斜はTINYの方が角度ゆるめの設計。こうして並べてみるとMINILAは元から角度がついていたんだなと気づく。






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傾斜(スタンド使用時)。両機のスタンドを立ててみると、後方の高さは一緒くらいになる。つまりスタンドの角度はTINYの方がきつく、傾斜の度合いも高くなる。今まで常用していたので馴染んでいるせいもありますが、スタンド使用時の傾斜はMINILAの方がちょうどよいと感じます。






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USB端子。ケーブルを接続するUSB端子の位置は向かって見た場合、TINYが右側、MINILAが中央右寄り。個人的にケーブルは端から出てる方が好きなので、この部分はTINYに軍配が上がる(右側より左側にある方が好きですけど)。ちなみにMINILAはUSBハブが備わっているので、付加機能的にはMINILAの方がプラスポイントでしょうか。






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配列。両機とも日本語配列でカーソルキー有りですが、通常は右Shift・Ctrlがあるエリアにカーソルキーを搭載しているので、その影響が配列に出ている。特にMINILAはZ~の列が左寄りになって標準的とは言えず、右Shiftは小さいうえにカーソルキーを挟む配置になっている。さらにスペースキー両隣にFnキーを搭載していたりと、下段も色々と特殊。対してTINYは横幅を少し広げた事でカーソルキーが備わっていても配列はほぼ標準的、かつキーの縮小や削減は最小限に留めている感じ。






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DIPスイッチ。設定・入替できる数・種類は違いますが、MINILA→TINYの乗り換えで残念に思うのはここでESC⇔E/Jの反転ができないところ。自分はE/Jの方をデフォにして使いたいのに、TINYはDIPスイッチで設定できずFn+Qで切り替えるようになっている。加えてその切替によりInsertにあるグリーンのLEDが点灯して、このグリーンがどうも浮いて見えて慣れるまでは少々目障りだった(ホワイトのLEDならまだ違和感なかった気がする)。ここはMINILAの方が良かったと思う部分です。






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キーキャップ。TINYの方は2色成形のABS製、MINILAの方は至って普通のABS製、これは前者の方が上質で断然良い。刻印はプリントではなくキーキャップ自体に加工されているので、黒ずんだり削れたりする心配は無用。それにPBT製と言われても気づかないかもしれない質感はGood。まだ1週間程度の使用ですがトップがテカるような事もありませんし、このキーキャップを採用しているのは大いに賞賛すべきところです。2色成形で日本語配列用の交換用キーキャップセットは知る限りだと存在しませんしね。






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打鍵感。両機とも赤軸を選んで使っていましたが、打鍵感は同じ赤軸でも微妙に違っている。MINILAの方はなんというか土台がしっかりしているという感じで、底打ちした時の安定感がものすごく良い。それにスペースやEnterなど大きめのキーにはスタビライザーを設けているので、どのキーも安定感にムラがない。TINYの方は単体で見れば別に悪いわけでもなくむしろ出来は良好だと思いますが、MINILAから乗り換えた場合だと筐体の強度がちょっと頼りない感じがしますかね。MINILAは太めのボディだからこそ高い安定感を実現していると言っていいかもしれません。






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・・・・最後にまとめる形で感想を。コンパクトサイズにカーソルキーを加えた事で特殊な配列になっているMINILA、特殊なサイズにした事でカーソルキーがあってもほぼ標準的な配列になっているTINY。そういう表現だと後者の方が良いこと尽くめに思えてきそうですが、実際に両機を使ってみるとそれぞれに長所・短所があって、どちらが良いかはどこを重視するかで確実に分かれそう。MINILAで主に言われていた不満点はTINYだと解消されている、でもその分だけ横幅が増えてしまっているので完全にトレードオフ。キーボード自体の出来は見てきたとおり優劣がバラバラ。自分もまだ完全に乗り換えたわけではなく、このままTINYを使っていこうかMINILAに戻そうか結論を出していない状態。配列がほぼ標準的になった&筐体がスリムになったのは確かにいいと思うけれども、MINILAのサイズに慣れてしまうと少し横幅が増えるだけでもバランス悪く感じますし、打ち心地は正直MINILAの方が好きなんだよなぁ・・・・・。コンパクトサイズはどこかの部分を妥協しなければいけないと痛感しますね。次回はレビューを完結させる形で使用感についてレポートする予定です。

<続き>
ARCHISS 『ProgresTouch RETRO TINY』 レビュー ~使用感~

http://watchmono.com/blog-entry-6883.html




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