HORI 『EDGE 101』 レビュー ~使用感~

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2015年11月に発売されたHORIのマウス「EDGE 101 (EGJ-101)」。
独自開発のマイクロスイッチや高潤滑の金属製マウスソールなどを特徴とした左右対称デザインのゲーミングマウス。前回は外観をメインに触れていきましたが、今回はレビューを完結させる形で使用感について触れていきます。

HORI 『EDGE 101』 レビュー ~外観~
http://watchmono.com/blog-entry-5997.html






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■本体のサイズ感は標準的な左右対称。持ち方は”つかみ持ち”がベター
自分はこれまでロジクールのMX518系を好んで使っていて、左右対称のタイプをじっくり使うのはこれが初めてでしたが、寸法的にも形状的にも大型という感じではなく、サイズ感は標準的な印象。MX518系でやっていた”かぶせ持ち”はできないわけではないけれども全然しっくりこない、持ち方は”つかみ持ち”がベターと言えるでしょう。食わず嫌いで避けていた左右対称も慣れてしまえば意外といけますね。






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■ボディの手触りは全体的にサラサラ、手に水分が含んでくるとしっとりして良い握り心地
ボディの材質は表面も側面も同じものが使われていて、全体的にサラサラな手触りになっている。使い出して手に水分=汗が含む感じになるとしっとりした手触りへ変わり、滑りもせずベタつきもせずホールド感良好のちょうどよい握り心地になります。まだ1ヶ月程度の使用ですが、この部分は経年劣化もそこまで心配なさそうです。






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■左右メインのクリック感は硬くて浅い。使い慣れれば好感触だが、使い慣れるまでが課題
独自開発のマイクロスイッチが使われている左右クリック部。一般的なゲーミングマウスに比べて最大50%の高速入力を実現したと謳っていますが、そのクリック感は硬くて浅いものになっている。ショップの展示品をあれこれ物色すると、これだけ明らかに別物だと思うくらいクリック感は独特。なので第一印象はあまり良いと思わないかもしれない。未体験のタイプだったので自分も最初は押しづらさを感じるものでしたし、それを感じなくなるまで結構時間がかかった気がする。慣れてしまえば高速入力の面は劇的と言えるほどではないけれども実感できている。使い慣れるまでが課題ですかね。






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■ホイールのクリックも浅い作り。動作的にここが最大の欠点となるかもしれない
横幅が細く作られているホイールは、クリックも左右メインと同様に浅いものになっている(硬くはない)。高速入力を目的にしたのかもしれませんが、ここに限ってはそれが悪い方向に出ていると思う。というのも浅くなっているせいで回転(スクロールアップ)させる時にクリックしてしまう誤爆が起きやすい。力の加減を意識すれば未然に防ぐ事はできるのですが、ゲームプレイ時にそれを意識するのはちょっと難しく、ゲームで誤爆すると結構なストレスになる。このマウスはホイールが最大の欠点となるかもしれません。あと、展示品をいくつか触ってみて個体差が一番あると感じたのはホイールです。






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■サイドボタンは逆に柔らかくて深めのクリック感。良好と言える使いやすさ
LEDで発光するサイドボタンは左右メインとは真逆と言える柔らかくて深めのクリック感。ここは一般的なゲーミングマウスと一緒と言える感じで、特に気になる点もなく良好な使用感です。






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■奥側のサイドボタンは硬く深いクリック感で誤爆の心配はない。使いこなせれば良い1ボタン
やや奥側に独立して搭載されているもう一つのサイドボタン。各所で誤爆の心配をされていましたが、クリック感は左右メインより硬くそして深いので、これを誤爆する事はまずないんじゃないかな・・・・と思う。少なくとも自分はこれまで誤爆した事は一度もない(持ち方で変わってくるのかもしれませんが)。このボタンは母指球あたりで押せる感じになっているので、うまく使いこなせれば良い1ボタンになるでしょう。






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■誤爆に関しては逆側のサイドボタンの方が気になる
このマウスはどのような握り方をしても薬指が逆側のサイドボタンあたりにいくと思うのですが、誤爆に関しては奥側よりその逆側の方がはっきり言って気になる。手にも集中力が行き渡っているようなゲームプレイ時は問題ないのだけれども、握り具合が少し緩む普段使いの時は薬指で逆側のサイドボタンを押してしまう事が結構あった。違った見方をすれば誤爆しやすい=押しやすいので、器用な人がうまく使えば有効的なボタンになるとも言えます。






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■ウエイトシステムは鉄板1枚なので微調整できないのは残念
裏面に備わるウエイトシステムは鉄板1枚の錘を取り付けるか外すかの2択構成。その錘はネジを含めて約28gなので、軽くするか重くするかのやや極端な選択になる。このマウスは錘なしの場合だと数字以上に軽く感じもしますから、少し上乗せしたくなる人もいるかもしれない。でもこの錘では少しどころかオーバーしてしまう・・・・欲を言えば数種類欲しかったですね。






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■金属ソールは非常によく滑る。コントロール寄りのマウスパッドと組み合わせると良いかも
ステンレス製かつフッ素潤滑処理されたソールは非常によく滑るの一言。本体の重量が数字より軽く感じるのはソールが大きく影響しているのかもしれない、そう思うほどのレベル。マウスパッドは滑り重視のスピードタイプだと滑りすぎて制御が難しくなる感もありますから、コントロール寄りのタイプと組み合わせるのがバランス良いかも。1ヶ月程度の使用では磨り減りが全然見られませんし、耐久性も期待できそうです(布製で使う場合は)。






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■センサーは何か引っかかるような事も特になく、安定している印象
Pixart SDNS-3988採用を公言している光学式のセンサー。自分はこの部分に関してはあまりこだわっていないというかシビアに追求していないので、何か妙に引っかかるような動作でもしなければOK。これは何か問題に感じる事もなく安定していますし、後述するソフトウェアで大体の調整・設定はできますから、不満は特にないです。






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■ケーブル付け根の斜めブッシュ構造はありそうでなかった素晴らしいアイデア
このマウスのケーブル付け根は少し上を向いた斜めブッシュ構造になっている。ケーブルとマウスパッドの擦れを気にしなくて済む、かなり有効的なアイデアだと賞賛したい。こんな些細な事どのメーカーでもできるだろうと思うかもしれませんが、その些細な事を今までどこも考えついていなかったわけです。ここは他にも導入してほしい部分ですね。






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■LEDが備わるサイドボタンは半透明なので、発光具合はやや控えめな見た目
このマウスでLEDが搭載されているのは両側のサイドボタン。そのサイドボタンは半透明と言えるパーツが使われており、どうもそれがLEDの光を抑えている感じになっている。それなりに光って見えますが、決して鮮やかとは言えずやや控えめですね。






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■ソフトウェアは直感で操作できるわかりやすさ。一通りの設定ができる内容
ソフトウェアは5項目に分かれており、”MAIN”は各ボタンの割り当てやGAME LINKの登録・編集、”SENSOR”はセンサーの各調整、”MACRO”はマクロの登録・編集、”LIGHT”はLEDの色・輝度・点滅設定、”TEST”はクリック連射や反応速度の測定、そういった事ができるようになっている。説明を見なくても適当に触れていれば大体わかりますし、一通りの設定ができて物足りなさも感じませんから、十分と思える内容です。






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■センサーの調整・設定は申し分ない内容。
”SENSOR”の項目は、解像度の調整(50dpi刻み、X-Y軸の調整も可能)、ポーリングレートの設定(125/250/500/1000Hz)、加速・ポインター速度・スクロール速度・ダブルクリック速度の設定(10段階)、リフトオフディステンスの設定(5段階)、マウスパッドのキャリブレーション(複数の登録が可能)、といった事ができるようになっている。これくらいできれば申し分ない内容と言えるでしょう。






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■キャリブレーション機能でマウスパッドの組み合わせは大体いける(と思う)
使うマウスパッドに合わせて最適化するキャリブレーション機能は、マウスをパッド面でぐるっと回す→横一直線を往復するという測定方法。大手ゲーミングデバイスメーカーの人気モデルにも備わっていますが、それらと大体同じ内容ではないかと。手持ちのゲーミングマウスパッドではどれもうまくキャリブレーションされたので、どのタイプも大体いけると思います。






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■総評:ホイールが改善されれば世界でも通用しそうなゲーミングマウス
家庭用ゲーム機の周辺機器・アクセサリでは名を馳せているHORIのPC用ゲーミングデバイス第一弾。初投入で本格的な製品を出してきたこと自体が評価できますし、自分が使ったその製品=EDGEシリーズの中ではこのゲーミングマウスが一番インパクトのあるものになっている。ただ、ホイールだけは欠点と捉えざるを得ない。他の部分は慣れ次第で対応きできる&好感触に変わりもしましたが、ここだけはちょっと・・・・前述のとおり個体差もありましたし。そこが改善されれば世界でも通用しそうなゲーミングマウスだと思います。

余談で個人的な要望を付け加えると、一発で終わらず次を期待するのはもちろんですが、SteelSeriesの[RAW]みたいな下位版とも簡略版とも言えるバージョンも出してほしいかなと。時流に合わせて搭載したと思われるフルカラーのLEDやウエイトシステムは、はっきり言ってあってもなくてもいい付加機能(あくまで個人的には)。そのあたりを省いて実用性に的を絞った方が当然コストはかからないでしょうし、不要と思っている人にはメリットが色々あるはず。さておき、数少ない日本発のゲーミングデバイスに一筋の光を指し示したHORIさんには止まらず進んでほしいですね。







  

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